育てる地域、育つ人
NPO法人まちサポ雫石

「地域住民が主体となり今以上に良い地域をつくる」として全国各地で様々な取り組みがなされています。
岩手県雫石町でも5年前からその取り組みを始めていて、住民と行政の潤滑を担う中間支援組織としてNPO法人まちサポ雫石は取り組んできました。
町民が主体として地域で活躍するために、地域づくりを体系的に学べる機会を設けるべく「地域づくりカレッジ」という住民向けの講座を開催し、活動を行う際のスタッフとしての参加以上に活動をマネジメントする方法を発信してきました。
また、商業面でも新たな仕掛けを生み出すために雫石町内でお店をやりたい、自分の趣味や作品を活かした商売をやってみたいと考えている人向けに「創業支援セミナー」を開催し、一般の住民でも起業や創業への心理的なハードルを下げることに努めてきました。
雫石町の町民、企業、行政が自分たちの役割を活かしたまちづくりの実現に向けて取り組んでいます。
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
みんなでつくる、わたしたちのみらい
雫石町の町民みんながこの町で暮らし続けるため・やりたいことを実現するための仕組みづくりを、町民・行政・企業・NPOのわたしたちでつくっていく。
現状とビジョンのギャップ、課題の構造
町民だけでなく、行政や企業など雫石町に関わるひとりひとりが活動をはじめたり、関わったりする意識をさらに高める必要がある。
地域づくりに関わるスタッフやマネジメントを行う人材、住民として地域づくりに参画する人材、創業などの実現を模索する人材の育成は5年ほど前から行政と当法人を含めたNPOで取り組んできたがまだ第一歩を踏み出すきっかけをつくった段階なので、より一層取り組む必要があると感じている。
アプローチの方法

町民がさらに主体的に活動していく基盤をつくるべく、人材育成や実践のコーディネートなど以下の取り組みを行っている。
1.地域づくり人材育成事業
地域づくりを実践するために必要となる話し合いでのファシリテーションスキル、プレーヤーとして活動に取り組む方法を学ぶ機会として地域づくりカレッジを2017年から実施している。
このほか、住民主体の地域活動を町行政と協働して取り組むことで、住民が自分の住む地区の課題を把握し、どのように課題を解決するのかを考える話し合いの運営支援も行っている。
2.中心市街地活性化事業
当法人が指定管理を受けている「まちおこしセンターしずく×CAN」のある雫石町の中心市街地で、同エリア内の商店街の事業者がやってみたいことを実現することで新たな仕掛けが商店街に生まれ、人を呼び込む仕組みにしていくための取り組みを行っている。
3.雫石町の情報発信
雫石町の工芸品や農産物を扱うオンラインショップの運営、当法人のホームページやSNSで地域づくり活動の情報発信など雫石町についての情報を町内外の人が受け取れるよう取り組んでいる。
これまでの活動実績
地域づくりカレッジ

地域づくりの実践で必要となる話し合いのスキル、まちあるきでの課題と強みの把握、課題解決策の検討などを体系的に学べる講座形式で実施している。
これまでに、2017年から毎年開催しており、受講者は毎年30名ほど。
創業支援セミナー

自身のやってみたいことを実現したいがやり方が分からない人、創業を検討していて経営や事業計画の作成を学びたい人を対象としたセミナーを2016年から実施している。
これまでに3回実施し、毎年10名程度の参加があり、創業体験として当法人で指定管理している場所で10名程度が出店した。
セミナー参加者のうち2名が創業に至っている。
一緒に参画いただける方募集中!
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プロボノ・ボランティア
まちサポ雫石の会員になって、事業を現場で支えてくれる人材を募集しています。
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寄付
まちサポ雫石の活動を寄付で応援してくれる方のご連絡お待ちしています。
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インターン
住民参加の活動を支える現場を体験したい人の参加お待ちしてます。
アクションリーダー プロフィール
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櫻田七海
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NPO法人まちサポ雫石 理事長/
2009年に岩手県雫石町に移住し、2015年からNPO法人子育てサポート雫石の代表理事に就任。
2016年10月にNPO法人の名称を「まちサポ雫石」に変更し理事長として就任。子育て支援のみならず雫石町の地域づくりを担う住民自治組織の活動支援、中心市街地活性化の取り組みなど町民や企業、行政と協働した地域づくりに取り組んでいる。
団体/企業詳細
- 団体名
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- NPO法人まちサポ雫石
- 活動地域
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- 岩手県雫石町
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