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「踏み出せない若者」×「捨てられた犬」、双方の再出発を支援する。

NPO法人キドックス

実行中

更新日:2019.05.18

現在、茨城県土浦市でキドックスファームという施設を運営し、不登校や引きこもりなどの悩みを抱える青少年の支援を行っています。

ここでは、飼い主に捨てられた犬の心と身体のケアと家庭で暮らすためのトレーニングや、里親さんを探す譲渡活動などを、若者達の社会参加活動の一環として行っております。

殺処分されてしまうたくさんの捨て犬たち、成育過程で様々な悩みを抱えて次の一歩が踏み出せない青少年たち、両者にとって再出発となる場を創るべく日々活動しています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

ビジョン(目指す社会のあり方)

子ども・若者が自ら学び考えて行動し、主体的に自分の人生を生きることができる、犬が犬らしく人間社会の中で生きることができる、“人がその人らしく””犬がその仔らしく”心身豊かに生きられる社会を目指します。

ミッション(果たす使命)

“若者が社会で自立するための基礎力を身につける教育機会”
”犬が人の社会で幸せに暮らすための教育機会”
の2つを同時につくることで、双方に価値のある「ドッグ・プログラム」を提供します。

活動を始めた経緯

キドックス創設者の上山琴美と申します。私は小学生の頃に、たくさんの犬が殺処分されているということを知って衝撃を受けました。幼い頃から犬を飼っていたのですが、高校生の時に愛犬を病気で亡くし、「私は良い飼い主だったのだろうか?」と後悔する日々を過ごしました。犬たちのために何か出来る事はないか?とずっと考えてきました。

一方で、中学校の友人が非行に走る姿を見て問題意識を持ったことがきっかけで、大学時代にはボランティアで、非行や引きこもりなどの様々な悩みを抱える青少年の支援活動にも携わりました。

ある時、アメリカで行われてる「少年院の受刑者が捨て犬を救う更生プログラム」を知り、「悩みを抱える若者と、捨て犬の両者を救うことができる!」と夢を抱き、2013年には実際にキドックスのメンバーで上記のアメリカの少年院を訪問し、実際にプログラムを開始するにあたって主軸となる考え・支援者の立ち位置・教育計画の組み方等を学ばせていただき、現在の活動に至りました。

ドッグプログラムとは

“ドッグプログラム”とは、犬という動物を介して、人に対して行う教育や支援活動の全般を指します。
このプログラムが対象者に与えるものは、犬のセラピー効果(リラックスや精神安定)だけでなく、身体面や健康面の維持、対人コミュニケーション力、自立的な判断力や行動力の育成、責任感や自己肯定感、無償の愛情を知ること、信頼関係を築くこと、などプログラムの実施形式によって多岐に渡ります。

特に、アメリカの各州では様々なNPO団体などがドッグプログラムを運営し、約20年ほどの歴史があります。学問的な研究成果も発表されており、注目が集まっている分野です。

代表例として、アメリカオレゴン州の「プロジェクトプーチ」があります。
プロジェクトプーチ社では、少年院内で犯罪を犯した少年が、一度飼い主に捨てられた犬を保護して家庭で暮らせるように心身のケアとトレーニングを行って犬の新しい家庭(里親)を探す活動を行っています。ここでは”責任””忍耐””愛情”の3つを主に学んで、再犯を犯さないよう更生を目的とした教育プログラムです。
これまで200人以上の卒業生のうち再犯率0%の実績を出しています(通常は半数ほどの少年が再犯してしまう)。アメリカでは日本と社会保障の仕組みが異なるため、再犯しない=自立して生活している、と捉える事が出来ます。

ドッグプログラムの特徴は?

社会では”様々な課題にぶつかっても乗り越える力””自分で環境を切り開く力””他人や組織の中で関係を築いていく力”などが必要であり、その基礎力が形成されていないと、一度就労してもなかなか続かないため、専門知識や社会人マナー以前の、一番下の土台の部分をしっかり安定させることが大切です。

★土台の力を育成する際に、人が相手だと出来ない・難しいことでも、犬が相手だとできるようになることもあります。
★また、犬がいることで、対象者が持つ課題を乗り越える際に、最初の一歩を踏み出しやすくなったり、モチベーションが保てる・やる気や動機が生まれることがあります。
★なにより、犬は生き物なので、信頼関係を築くことができます。そして、裏表はなく、ありのままの存在です。自分が愛情を注いだ分だけ愛情を返してくれます。

アクションリーダー プロフィール

上山琴美


NPO法人キドックス代表理事、社会福祉士、キャリアコンサルタント、愛犬飼育管理士。
筑波大学人間学類卒業。学生時代、子供達の教育活動へ関心を持ち、 非行少年や引きこもりの青年の支援活動に携わる。一方で、愛犬を亡くした経験から、捨て犬の保護活動にも携わる。
ある時、アメリカで行われている「犯罪を犯した少年が捨て犬を救う更生プログラム」が大きな実績を出していることを知り、実際にアメリカのカリフォルニア州・オレゴン州でプログラム研修を受ける。
現在は、保護犬を介した子供や若者達の自立支援教育プログラムを日本へも広めるべく活動中。
2010年から任意団体キドックスとして活動開始。2012年にNPO法人化。

団体/企業詳細

活動地域
  • 茨城県南地域

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