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綿花の栽培を通して 農業の再生にひとつの 道筋を示したい

いわきおてんとSUN企業組合/ふくしまオーガニックコットンプロジェクト

実行中

更新日:2018.11.21

「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」は、
震災の影響により耕作が放棄された農地で、繊維となる作物、”オーガニックコットン”を栽培し、その綿を使用した商品の製造企画から販売までを行う、「本物のものづくり」を提案していくプロジェクトです。

私たちのこだわりは、
在来種で希少価値の高い茶色の「和綿」を、 農薬や化学肥料を使わない「有機栽培」で育てることです。

原発事故を経て、人間の利便性と引き換えに環境に負荷を与えてきたことに気づいた私たちだからこそ、綿花の栽培を通して、このふくしまから環境に配慮した農業の実現と、ひとりひとりが人や環境を思いやる選択をすることができる社会をめざしています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

通常の綿花栽培では、かなりの量の農薬や化学肥料が使われています。それが環境や農家の人たちの健康に大きな影響を与えており、世界的にも深刻な問題となっています。

そんななか、栽培から製造する一連の過程において、化学肥料も化学薬品も使用しない「オーガニックコットン」の製品を私たちが使うことは、生産する農家や私たち消費者自身の身体を守るだけではなく、私たちが住む地球を守ることにもつながります。普通のコットンではなく、「オーガニックコットン」の有機農地が増えると、水質が保全され、土壌が活性化し、水も空気もきれいになります。この連鎖こそが循環型で持続可能な未来へとつながると私たちは信じています。そして、私たちは、このプロジェクトをとおして、大量生産・大量消費という、気がつくと便利さや安さを優先してしまう消費のあり方から、「品質」と「安全」、そして、人々や環境への「思いやり」で商品を選んでいく、そうした社会になることをめざしています。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

私たちは、「ふくしま潮目-SIOME-」ブランドを立ち上げ、オーガニックコットンを使用したTシャツやてぬぐい、タオルなどを製造販売しています。 この「潮目」には、『親潮と黒潮がぶつかる、福島の豊かな海としての潮目』『コットンを通して、人と人がつながる、出会いとしての潮目』『今までの社会のあり方を考え直す、時代の転換期としての潮目』の3つの意味と想いが込められています。「本物のものづくり」を提案し続けていくことで、 福島に新しい産業を生む礎を築いていきたいと考えています。

しかしながら、”オーガニックコットン”自体への認知や理解はまだ道半ばです。「福島は大変だから」というお情けではなく、オーガニックコットン自体の品質や環境負荷軽減の意味を感じていただき、「本当によい商品だから」「人や環境にも安全安心のものを」と選んでいただけるよう、さらなる品質の向上と、消費者がオーガニックコットンに出会う機会を増やしていきたいと考えています。今後は、地元であるいわきで「オーガニックコットン」の認知度やつながりを広げていき、ゆくゆくはいわきで「潮目-SHIOME-」の店舗を立ち上げ、活動をつうじた「つながりのコミュニティ」をつくっていきます。

これまでの活動実績

2012年から農家の方々とともにオーガニックコットンの栽培が始まりました。7年目になる2018年には、いわき市内外に21ヶ所(栽培面積3ha)といわき市内の10の小中学校で栽培をしています。栽培にあたり、これまでに25,000人を超える方々が全国から集まり援農してくださいました。7年の栽培を続けるなかで、農家の方々とボランティアの方々との交流が生まれ、生産者と消費者が直接つながりあうだけではなく、原発避難をされた方々と地元の方々がつながる「みんなの畑菜園」の開催やコットンランプシェードを使った「ふくしまメモリアルライトアップ事業」など様々な新しい取り組みが生まれました。

必要なリソースや提案したいこと

「オーガニックコットン」について、ひとりでも多くの方に知っていただく機会を増やしていくために、オーガニックコットン商品を使ったワークショップやコラボ商品企画を生み出していきたいと考えています。

【事例】英国化粧品メーカー「LUSH」×「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」のコラボ商品、『 KnotWrap(ノットラップ / 風呂敷) 』を世界49ヶ国で販売 (2017.3.11)。 古民家で『 KnotWrap 』ワークショップも開催しました。

一緒に参画いただける方募集中!

  • 連携メニュー(法人・団体)

    「オーガニックコットン」商品を使ったワークショップやコラボ企画にご参画いただける方

アクションリーダー プロフィール

吉田 恵美子 (よしだ えみこ)

いわきおてんとSUN企業組合 代表理事、オーガニックコットン担当。
特定非営利活動法人ザ・ピープル 理事長、小名浜ボランティアセンター センター長。

昭和55年4月〜56年3月 奈良市三笠中学校勤務、平成元年12月ザ・ピープル設立に参加、特定非営利活動法人化を行い理事長就任 、震災後はいわき市小名浜地区災害(後に復興支援と改称)ボランティアセンター長を務める。震災後の支援活動を通じて、共に地域貢献活動を行う為に3団体のNPOによる『いわきおてんとSUNプロジェクト』を発足、平成25年2月に同プロジェクトを企業組合として法人設立、現在に至る。これまでの長い社会活動実績を通し地域内外に広いネットワークを持つ。

団体/企業詳細

活動地域
  • 福島県内/いわき市

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