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世界が変わる”対話”と”遭遇”のエンターテイメント、ダイアログ・ミュージアム

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ

実行中

更新日:2018.10.29

ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでは、誰もがかけがえのない存在であることを自ら感じ、「信じあい、助け合える社会」の復興を目指しています。私たちは、暗闇や静寂といった特殊な環境を用意し、体験型の「対話の場」に人を招き対話の重要性を提案しています。視覚障害者がアテンドし、真っ暗闇の中での対話を楽しむ「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のほか、音のない世界で言葉の壁を超えた対話の豊かさを感じる「ダイアログ・イン・サイレンス」、年齢を重ねること、世代を超えた対話の新たな可能性を体験する「ダイアログ・ウィズ・タイム」、この3つの社会的エンターテイメントが体験できる「ダイアログ・ミュージアム」の計画を進めています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

セパレーションからインクルージョンへ

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが挑戦しているのは、「障害者だから、◯◯◯はできない」と障害がマイナスになる社会から、「障害者だからこそ、◯◯◯ができる」というプラスへの転換です。ダイアログ・ミュージアムでのアテンドスタッフの雇用条件は視覚障害者や聴覚障害者、高齢者であること。障害者や高齢者”でも”できる仕事ではなく、障害者や高齢者”だからこそ”できる仕事という、全く新しい働き方の可能性を提示しています。私たちが目指しているのは障害者=困っている人の擬似体験施設ではありません。障害を能力に変え、ともに社会変革を起こしていくこと“にあります。セパレーションするのではなく、インテグレーションし、さらにインクルージョンしていく社会変化をもっと加速していきます。

アプローチの方法

社会変化を起こすには、ただ人の話を聞いたりするではなく、エンターテイメントとして提供することが必要です。そのアプローチをより多様化していくために、2020年を目標に、3種類のダイアログシリーズを体験できるダイアログ・ミュージアムの準備を進めています。

 

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、普段から視覚を使っていない視覚障害者の案内のもと、中を探検し、様々なシーンを体験。その過程で楽しみながら視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、多様性を受け入れ、コミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。

1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで世界41カ国以上で開催、800万人を超える人々が体験。何千人もの視覚障がい者のアテンド、ファシリテーターを雇用してきました。

ダイアログ・イン・サイレンス

体験を案内するのは、音声に頼らず対話をする達人、聴覚障害者のアテンドです。参加者は音を遮断するヘッドセットを装着し、静寂の世界で、集中力や観察力、表現力、そして解放感のある自由を体験します。そしてボディーランゲージなど、音や声を出さず互いにコミュニケーションをとる方法を発見していきます。

1998年にドイツで開催されて以降、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国でも開催。これまで世界で100万人以上が体験しています。

ダイアログ・ウィズ・タイム

70歳以上のファシリテーターとともに、世代を超えた参加者たちが様々なプログラムを体験し、対話していくことで、年齢を重ねることへのネガティブなイメージや偏見から、新たな可能性に気づいていきます。世代を超えて、いのち、時間、生き方について対話し、次世代の大切な宝につなげていきます。世界では2012年イスラエルでスタートし、ドイツ、スイス、台湾、フィンランド、ブラジル、シンガポールで開催されました。

これまでの活動実績

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

1999年に日本で初開催以降、2008年までに年1回、全国での短期開催を経て、2009年から東京・外苑前会場を常設。2017年9月より浅草橋会場に移転し、現在は企業向け研修・ワークショップのほか、企業と連携し商品開発・コンサルティングを中心に行っています。また大阪では2003年より積水ハウス「SUMUFUMULAB」にて「対話のある家」として誰もが体験できるプログラムを定期開催しています。その他、全国での外部開催や講演活動、盲学校での開催、被災地支援プロジェクトを実施しています。これまで延べ21万人以上が体験しました。

ダイアログ・イン・サイレンス

2017年、日本では初開催し約3500名が体験。2018年夏に2度目の開催を行い、延べ1万人が体験。多くのメディアからも注目が集まりました。また、「ラジオの見える化」への取り組みとして、ダイアログ・イン・サイレンスのラジオ特別番組とともに、「サイレントラジオ」と題した動画をYouTubeで配信しました。動画では手話通訳が俳優のように登場し、聴覚障害者にもラジオの内容がわかるよう、楽曲やCMにも工夫を施した番組を放映しました。

ダイアログ・ウィズ・タイム

2017年に、1日限定でプレ実施を行いました。72歳~83歳(当時)の高齢者アテンドスタッフを養成、次年以降の開催に向け、準備を進めています。

学校教育との連携

世界では、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験した子どもたちのその後について、良い変化をもたらすことが認められており、学校教育の一環として「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験する仕組みができています。そのため、参加者のうち約半数が子どもです。一方、日本では3%にすぎません。

これまで、2013年から2014年に神戸市、2015年から継続的に佐賀県、2016年から「東京都オリンピック・パラリンピック教育」の一環として渋谷区の小学生・中学生を対象とした「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を開催しています。また、2016年には埼玉県立特別支援学校塙保己一学園(埼玉県立盲学校)での開催も実現、盲学校に通う生徒もアテンドのアシストやパフォーマーとして参加しました。

一緒に参画いただける方募集中!

  • 寄付

    ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでは、さまざまな形でのご寄付を募っています。お寄せいただいた寄付金は、当団体が取り組んでいるさまざまな活動に広く活用させていただきます。

アクションリーダー プロフィール

志村真介

コンサルティングファームフェロー等を経て、1999年からダイアログ・イン・ザ-ダークの日本開催を主宰。1993年4月27日、日本経済新聞の小さな記事にてウィーンで開催されていた視覚障害者によるアテンドのもと暗闇の中で対話をする「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」と出合う。感銘を受けてドイツ人の発案者アンドレアス・ハイネッケに手紙を書き日本開催の承諾を得る。

1999年の日本初開催以降、視覚障害者の新しい雇用創出を実現すると共に人が対等に楽しくコミュニケーションできるソーシャルプラットフォームとして世の中に提供し続けている。既に体験者は21万人を超える。現在、2020年に向けて対話のミュージアムを開設するために猛進中。

著書:『暗闇から社会が変わるーダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦』(講談社現代新書)

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