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高齢者虐待のプロセスを断ち切ることで、誰もが自然に介護に向き合える社会へ。

NPO法人となりのかいご

実行中

更新日:2019.10.19

―誰もが最期まで家族と向き合える社会の実現を目指して―

となりのかいごは、高齢者虐待防止に事業として取り組んでいます。具体的には、介護セミナーから個別相談までの一貫したサポートを実施したり、家族介護の悩みを吐き出す場作りを行ったりしています。

誰もが自然に家族の介護に向き合える社会を目指して、一人ひとりの介護の悩みを一緒に解決するお手伝いをしていきます。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

ミッション:
家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ虐待してしまうプロセスを断ち切る

<介護する家族による高齢者虐待の実態(H29年)2019年3月26日発表> ※カッコ内は昨年同調査数字

虐待相談・通報件数:30,040件(27,940件)
虐待と判断された件数:17,078件(16,384件)
息子が虐待をしてしまうケース:7,530件・40.3%
(7,237件・40.5%)
夫が虐待をしてしまうケース:3,943件・21.1%
(3,837件・21.5%)
娘が虐待をしてしまうケース:3,251件・17.4%
(3,031件・17.0%)
虐待によって亡くなってしまった方:28 名(25名)

(出展)平成29年度高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果

虐待の加害者の割合は息子が40%と一番高い。虐待に至ったケースをみると、過半数が仕事に就いていない。
仕事と介護を同時にしていた男性にインタビューをすると「仕事が逃げ場だった、仕事をしていたから介護できた」と
一同に答えている。

つまり、介護離職を少なくすることで、高齢者虐待虐待予防となる。 

代表の想い

介護の悩みを言葉にすることで気持ちの整理につながる

「お世話になった大切な親だからちゃんと介護したい」

がいつの間にか

「こんなに一生懸命やっているのにどうして上手くいかないの」
「優しく接したいのに、どうしても怒鳴ってしまう」
「いつまで続くのか、、、と思って涙が出てくることがある」

となってしまうことがあります。

大切な家族を介護するからこそ、気持ちがかき乱されてしまい、時に怒りに変わってしまうことがあります。

となりのかいごでは、介護セミナーとともに、介護の悩みを抱えている方同士が自分の言葉で介護の悩みを語り合うことが出来る場作りを行っています。

ニュースで見かける虐待の事件を未然に防ぐために、この場作りを続けております。

誰もが自然に介護ができ、最期まで家族と向き合える社会の実現を目指して、これからも活動を続けていきます。

アクションリーダー プロフィール

川内潤

NPO法人となりのかいご 代表理事/
1980年生まれ。上智大学文学部社会福祉学科卒業。老人ホーム紹介事業、外資系コンサル会社、在宅・施設介護職員を経て、2008年に市民団体「となりのかいご」設立。2014年に「となりのかいご」をNPO法人化、代表理事に就任。ミッションは「家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ虐待してしまうプロセスを断ち切る」こと。顧問先企業にて介護セミナー、個別相談、介護コラム執筆、ガイドブック作成、社内制度見直しなどの支援を行なっている。

団体/企業詳細

団体名
  • NPO法人となりのかいご

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