日本からグローバルヘルスイノベーターを輩出する!
石井 佑充
グローバルヘルスイノベーターを創出するプラットフォーム「Business Commitment Generator」により、アイディアのある個人と、課題へのソリューションを必要とする企業をつなげ、グローバルヘルスに関する様々な課題を解決しています。
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
「極度の貧困を撲滅し、日本を元気にする」をミッションに据え、グローバルヘルスにおける日本でのイノベーションを生み出すため、研究、活動を行っています。
まず「グローバルヘルス」とは何なのでしょうか?
「グローバルヘルス」とは「公平・公正な医療アクセスの改善を追求する領域」のことを指します。
かつて電話や回線やネットもない低リソース地域において、医療アクセスは厳しいものでした。しかしそのような地域でも、ドローンやスマホなどのテクノロジーの発展を通じて、医療アクセス改善のイノベーションが起きています。
低リソース環境下で多種多様な人材や多セクターと連携して、すべての人が医療にアクセスできるような世界の実現に向け、技術の応用や斬新な解決策の創出を目指しています。
グローバルヘルスの課題は、一人だけでは、増しては医療従事者のみでの解決は不可能であり、他職種連携からの多角的なアプローチが必然的であるため、より多くの方々と連携できればと考えております。
現状とビジョンのギャップ、課題の構造
■グローバルヘルス人材が先進国で最下位!
世界では、SDGs(持続可能な開発目標)の採択やエボラ出血熱を契機に、健康危機への国際連携や、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジが喫緊の課題になった。
さらに、今回の新型コロナウイルスによるパンデミックでは、感染症が人々の健康、生活、そして社会経済全体にどれほどの影響を及ぼすのか、日々実感している。
しかし、厚生労働省による2016年の調査では、保健関連国連機関において邦人専門職員の増加率は過去4年間でわずか1%であった。また、国際保健政策を形成するリーダーポストのうち日本人が占める割合はわずか2.2%である。
■日本の若者の87%は世の中を変えられると思っていない!!!
2019年の日本財団の「18歳意識調査」(インド、インドネシア、韓国、ベトナム、中国、イギリス、アメリカ、ドイツと日本の17〜19歳各1,000人を対象に国や社会に対する意識調査)によると、日本では「自分で国や社会を変えられると思う」人は5人に1人、他の8カ国で最も低い韓国の半数以下にとどまり、国の将来像に関しても「良くなる」と答えた人はトップの中国(96.2%)の10分の1であった。
アプローチの方法
アイディアのある若者と支援できる企業をマッチさせ、グローバルヘルスイノベーターを大量創出するプラットフォームを実現しようとしています。
これが、Business Commitment Generator です。
このプラットフォームの仕組みとしては、企業から共有された、解決したい課題や、欲しい人材などの情報と、世界中の個人のもつ課題へのソリューションなど共有されたアイディアを、Business Commitment Generator が専用のアルゴリズムでマッチングし、新たな事業の創出につなげます。
アクションリーダー プロフィール
- 石井佑充
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東京医科歯科大学Global Health Promotion分野 博士課程
マサチューセッツ工科大学 客員研究員
ハーバード大学医学大学院 客員研究員
一般社団法人LIAISON 共同創設者
2018年に文部科学省トビタテ留学JAPAN8期生として、Harvard-MIT Division of Health Sciences and Technologyのシステム生理学研究室(Lab for Computational Physiology)に留学し、現在も客員研究員(Research Affiliate)として共同研究や論文を執筆している。留学中に、受動的に心電図を取得するシステムをMohammad Ghassemi先生と発明し、米国・日本で特許申請中。Harvard Medical SchoolのGlobal Surgery研究所の客員研究者としても活動中。一般社団法人LIAISONの仲間と、すべての人が基本的人権を持ち、ヘルスケアにアクセスでき、好きなことをして生計を立てることができる世界の実現を目指している。
団体/企業詳細
- 団体名
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- 石井 佑充
- 活動地域
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- 日本
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