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おとなと過ごすこどもの空間「sumicco」で、当たり前にこどもと共生できる社会をつくる。

Plus Two

実行中

更新日:2019.12.20

おとなと過ごすこどもの空間sumicco(スミッコ)プロジェクトは、子どものための小さな空間を街なかのお店の一角に作ることを通して、子どもと大人が同じ場所で一緒に過ごせるインクルーシブなまちを目指すプロジェクトです。

一般的なキッズスペースとは異なるのは、子ども以外の人が来るという「公共」の場所で子どもが大人と過ごしやすい空間づくりをしていること。モンテッソーリ教育を参考に子どもの発達に合わせたおもちゃや絵本を用意。子どもが自由に選び、元に戻しやすいように配置することで、子どもが自分の意志で遊べるため落ち着いて過ごしやすい空間を実現しています。

邪魔者でもなく、お子様でもない、子どもが当たり前に大人と共生し日常社会に溶けこむ社会を目指しています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

「小学生以下のお子さんお断り」
「ベビーカーでの入店はお断りしています」今でもこのような貼り紙を目にすることがあります。ぐずる子どもにうるさい!と言われた、ベビーカーを蹴られた、抱っこ紐を外された、そんな悲しい話も聞きます。子ども連れは歓迎されていない、と親になってから感じる人は少なくないかもしれません。

子どもや子育てに関わる機会が少ない方は意外に思うかもしれませんが、内閣府の調査によると日本では乳幼児期の子育てについて不安や孤独を感じている人は多く、子どもを産み育てやすい国と思う人は5割、そのうち社会全体が子育てに優しさや理解があると感じる人はたった1割。つまり、子育てに優しい社会だと感じている人は100人中たったの5人!人生の土台となる乳幼児期の子育てについて、welcome!(いいね!)といえるポジティブな社会を作る必要があります。

アプローチの方法

子育てに優しいインクルーシブな社会を作るためにどうするか。優しくあろうという「心構え」では変化は起きません。SDGs(持続可能な開発目標)と同様、社会を変えるために必要なことは誰もが取り組める具体的な「行動」を示していくこと、行動するきっかけを作ることです。

そこでsumicco作戦。街なかの日常空間であるお店に、子どものための小さなコーナーを作る。そのコーナーは小さくてさりげないけれど、子どもの発達を考えてデザインされた空間。それにより、子どもは落ち着いて過ごし、使ったおもちゃを元に戻し、周りの大人も快適に過ごせる空間が生まれます。

子どもが落ち着いて過ごす様子を大人が見ることで、子どもに対する意識が少しずつ変わっていく。共生は可能なのだと感じていく。そんなポジティブな流れを作っていきたいと考えています。

今後のマイルストーン

sumiccoパートナー店は現在カフェ3店舗。sumiccoマークを見かけて、ここは安心して過ごせる場所だとお父さん・お母さんや子どもに好評です。また、親子向けに活動する方々にとってイベントが会場として好評で、お店にとっては新たなお客さんの来店きっかけやコミュニティが作りやすくなるという価値も生まれています。

子育てに優しいインクルーシブな街を当事者の方が実感するために、一つの街に5店舗を目標にしています。また、カフェだけでなく、本屋やアパレルショップ、美容室、ギャラリー、銀行や携帯ショップ、イベント会場等の日常の楽しみや日常の用事に欠かせない場所だけど、子どもと一緒では遠慮して行きにくくなってしまったという声のある場所に広げていきたいです。

sumiccoがある暮らし、子育て中の方や何より子どもがwelcome!と感じられる社会をともに作りませんか。

一緒に参画いただける方募集中!

  • 連携メニュー(法人・団体)

    sumiccoコーナーを通じて一緒に子どもインクルーシブ社会をつくるビジネスパートナーの方々を募集しております。

  • プロボノ・ボランティア

    マーケティングやクリエーター、空間デザイン、子どもの発達などで経験をお持ちの方々で、参画いただける方はぜひご連絡ください。sumiccoがある街、社会をどう作っていくかをともに考えて行動する仲間も募集しています。

  • 寄付

    sumiccoで使う大切なおもちゃを募集中(玩具の種類を限定しているのでお問い合わせください)、応援グッズの購入も嬉しいです。

アクションリーダー プロフィール

小林 洋子

Plus Two代表、コンサルティング会社マネージャー、おとなと過ごすこどもの空間 sumiccoプロジェクト発起人、まちのおやこテーブル呼びかけ人、国際モンテッソーリ協会(AMI)3-6歳教師アシスタント/

仕事と子育ての両立に悩んだことをきっかけに、共働き時代こそコミュニティーが大切!と実感。コンサルティング会社勤めの傍ら、暮らす街で「まちのおやこテーブル」、働く街でパパママランチ、未知の街NAGATACHOなどのコミュニティー運営に関わる。米マサチューセッツ工科大学で都市計画を学んで20年近く。NPO法人ETIC.主催の第2期ローカルベンチャーラボを経て「子どもと共生する社会を作る」ビジョンに辿り着き事業化に挑戦中。

団体/企業詳細

団体名
  • Plus Two

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