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「食」と「職」に出逢うローカルスナックから地域への誇りと地産地消の文化ををつくる

株式会社エフライフ/SHOKU SHOKU FUKUSHIMA

実行中

更新日:2019.02.07

「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」は、2018年8月、福島県郡山市にオープンした、地域の『食』と『職』に出逢うローカルスナックです。

福島県は、お米・きゅうり・ももが全国でも上位の収穫量を誇り、日本酒は全国新酒鑑評会金賞受賞数が6年連続日本一となるなど、「食の宝庫」と呼ばれるほど、豊かな食にあふれています。

福島でこうした豊かな食が生み出されるのは、生産者の想いや努力があってこそ。
私たちは、こうした農家の方々の想いやストーリーを、一人でも多くの方に知ってもらいたい。そして、地産地消の文化を根づかせたい。ローカルスナックという、「食」と「職」の魅力の発信拠点を通して、自分が暮らす地域のことが好きな人であふれる社会をめざしています。

キーワード

アクション詳細

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

福島県は、東日本大震災と原発事故の影響を受け、風評被害に悩まされながらも、「ここが好きだから」と農業を続ける農家の方々の強い想いと努力で、私たちの食が支えられてきました。
「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」がある郡山市にも、野菜を知り尽くした生産者が選定する珠玉の野菜、「郡山ブランド野菜」があります。しかし、こうした地元の生産者が地元のためにつくった野菜が、実は、意外にも市民に知られていないのです。

これは、日々の暮らしのなかで、「知るきっかけや場が少ない」ことがひとつの大きな理由であると私たちは考えています。なかには知らないがゆえに「ここには魅力がない」という思いを抱く地元の方や、それらを知らぬまま帰ってしまう旅行者の方々も多くいるのです。

アプローチの方法

私たちは、「食」を出発点に、地域の魅力に日々の暮らしのなかで出逢え、自分が暮らすまちをもっと好きになるきっかけの場、ローカルスナック「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」を展開しています。

「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」の特徴は、福島の『食』と『職』のストーリーに出逢えること。

ここでは、おいしい福島のお酒とおつまみを味わいながら、ゲスト=「shoku(食・職)-nin」としてお呼びした福島県内の生産者をはじめとするさまさな職業の方のお話を聞きあい、交流するイベントを毎週行っています。

「職」は、職業や仕事という意味にとどまらず、その人らしい「生き方」に触れることがコンセプト。お店にお呼びするshoku-ninは、福島の食や福島に愛を持って活動する方々ばかり。そうした方々の考えや生き方に触れることで、「食」が生み出す楽しさや、豊かな福島の魅力に惹かれていく連鎖が生まれています。

お店では、すべて福島県産の食材を使用したメニューを提供。お酒は全国新酒鑑評会で金賞を受賞した銘柄をはじめとする日本酒を取り揃え、お客様が冷蔵庫棚からそれらのお酒を自由に選ぶシステムです。棚にずらりと並ぶ日本酒を自分で選ぶ楽しさを感じながら、お客様同士で銘柄の違いや味わい方を語り合うきっかけにもなっています。

地元の方には、「福島にこんな素敵なものがあったのか」と自慢したくなるものがひとつでも増えてほしい。そして、ボランティアや旅行者、復興のために単身赴任で転勤されてきた方には、福島を実感して帰る場所としてここを訪れてほしい、と考えています。

この2つの「ショク」に触れることで、福島の食が、地元の方にとっても、福島を訪れる方にとっても「自分の身近な誇り」となり、生活のなかに地産地消が文化としてのこることをめざしています。

今後のマイルストーン

今後は、「SHOKU SHOKU FUKUSHIMA」のモデルを福島県内で多店舗展開していくことも構想しています。「福島の魅力」といっても、各地さまざま、実に多様です。私たちのノウハウを展開しながら、その土地の特色やならではの食材を生かし、生産者の想いとともにお届けする拠点が県内各地にできることをめざしています。
お店で出逢った食材を直売所やスーパーに買いにいく。いつも買っている野菜も、お店で出逢った生産者の野菜を選んで買う。そうした生活のなかに地産地消が根づき、自分たちの大切なものを大切にしていけるきっかけを私たちはつくっていきます。

一緒に参画いただける方募集中!

  • 連携メニュー(法人・団体)

    自慢の食材について語ってみませんか?ローカルスナックイベントで発信してみたいshoku-nin=生産者の方を募集しています。

  • インターン

    新たな出逢いをつくる「SHOKU SHOKU」企画を生み出す長期インターン生を募集。

アクションリーダー プロフィール

小笠原 隼人 (おがさわら はやと)

株式会社エフライフ 代表取締役社長

1984年生まれ。埼玉県所沢市出身。一橋大学商学部卒業。大学時代は、複数のベンチャー企業でのインターンシップや学生団体の代表を経験。大学在学中に母を亡くしたことをきっかけに、(当時)葬儀・お墓などの葬送のサポート事業を行う、アクトインディ株式会社に入社。2012年 8 月に、郡山市に移住し、子どもの悩み相談ダイヤルを行うNPO「チャイルドラインこおりやま」の事務局長に就任。2015
年より一般社団法人ふくしまチャレンジはじめっぺの事務局長に就任し、福島からチャレンジをする様々な人々のサポートを行う。2017年に「株式会社エフライフ」を設立。地酒とおつまみのサブスクリプションサービス『fukunomo』編集長や、地酒飲み放題の飲食店『ローカルスナックSHOKU SHOKU FUKUSHIMA』店主として、毎日、かなりの呑んでいるが、下戸体質。

団体/企業詳細

団体名
  • 株式会社エフライフ/SHOKU SHOKU FUKUSHIMA
活動地域
  • 福島県/郡山市

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