データを活用し、次世代の教育インフラを構築する「スタディカルテ」
株式会社スタディカルテ
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
便利な学習サービスを格差なく提供し、教育格差をなくしたい
私が今、実現に向けて動いている新しい事業は、学生自体から思い描いてきたものです。かゆいところに手が届く便利なサービスを、地理的・金銭的な格差なく提供することで教育格差をなくすことを目指しています。
生徒のメリットは、場所に縛られずに、プロ講師による高品質な個別指導を受けられることです。これはこれまでの事業でも可能でしたが、現在開発を進めている新しいアプリでは、蓄積された良質なデータと独自のアルゴリズムを活用した独自のビジネスモデルによって圧倒的な低コスト化を目指しています。
講師のメリットは、これまで使い捨てだった板書を二次利用することで、場所に縛られず、ライセンスフィーのような形で収入を得ることができます。オンライン上に“編集可能な参考書”をつくるようなイメージです。実際に、今一緒にお仕事させてもらっている講師の方々からは“新しいオンライン教育の可能性にワクワクしている” “このような未来の教育を変える仕組みに関われることを嬉しく思う” など、とても良い反応を頂いています。
設立の背景
金銭的な事情で大学を中退、独学で国公立大学に再入学した原体験
父親の病気で生活が苦しく、私立大学を一度中退して国公立大学に再入学した経験があります。また、予備校に行かず独学で合格しましたが、身の周りには大学に行きたくても金銭面で諦めてしまう人もいました。
大学時代は数学教師になる勉強をしながら、教育環境学を専する学科横断型の特殊な環境に身を置いていて、卒業後の進路について、教師になるか、起業するか最後まで迷いました。
「やりたいことは公教育の中でできるのか。自分のやりたいことを試すには公教育の中ではやりづらい。だったら20代のうちにやりたいことに挑戦してみたい」と考え、起業の道を進みました。
教育格差という課題をなくすべくEdTech分野での起業の道を選ぶ
やりたいこととは、教育(Education)× テクノロジー(Technology)のEdTechという分野です。
持続可能な形で、良質な教育を制約なく享受できるようなインフラを創ることを模索する中で、まずはビジネスモデルを確立するための基盤作りに取り組みました。フリーランスの数学講師として週4日は生徒に勉強を教え、週3日は大学時代の友人を中心にEdTechのシステム開発をしていました。
大阪で5年ほど事業を行い、2017年に拠点を東京に移します。スタートアップのような会社を創るために投資家からの資金調達、さらなる仲間づくりを考えての上京でした。
翌年12月、東京都が主催するスタートアップコンテストTOKYO STARTUP GATEWAYでファイナリストを受賞し、その後すぐに株式会社スタディカルテを登記しました。
▲TSG2018の樋口さん
起業後は4年間かけて、ビジネスの基盤「第一段階」としてオンラインに特化した学習塾「スタディカルテLab」をつくりあげました。これからはいよいよ「第二段階」の事業で、現在実現に向けて動いている新しい事業を通じてついに、本当にやりたかった教育格差の課題に挑みます。
アクションリーダー プロフィール
- 樋口 雅範
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株式会社スタディカルテ 代表/TOKYO STARTUP GATEWAY2018ファイナリスト
神戸大学発達科学部卒業。数学の予備校講師として医学部・難関大学の受験分野で20,000時間以上の個別指導を経験したキャリアを持つ、教育のプロフェッショナル。2017年度 医学部合格率70% を達成。iU客員教員。2019年7月に株式会社スタディカルテを創業し、オンラインに特化した学習塾「スタディカルテLab」の運営と、学習システムの設計を担当している。
団体/企業詳細
- 団体名
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- 株式会社スタディカルテ
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