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八角の実が世界を変える!ミャンマーで八角の木を育て、雇用を作り、平和を築く「八角平和計画」

一般社団法人裸足醫チャンプルー

実行中

更新日:2020.02.22

私たち八角平和計画研究所はBarefoot Doctors Group の一員として国内外の人々の健康向上、疾病予防および治療への寄与を目的とし、1.国内外の医療・福祉に関する研究、教育、臨床、その他援助活動、2.平和構築に資する活動を行います。八角平和計画においては、ミャンマーでの抗インフルエンザ薬「タミフル」の原料となる八角(トウシキミ)を栽培、植樹し、戦争/焼き畑農業/ゴム産業植樹のために荒れた自然を回復すると共に、雇用と産業を創出、構造的暴力の根絶、平和構築を目指してまいります。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

八角平和計画(Star Anise Peace Project)は、2013年にミャンマーで始まりました。 2011年、ミャンマーのサイクロンナルギス被災地緊急医療支援および復興支援に加わった医師・林健太郎は、東日本大震災により帰国し支援グループを指揮した後、2013年に再びミャンマーに入り、ミャンマー/タイ国境元紛争地域における移動診療事業(日本財団からの受託事業)およびモン州におけるHIV感染者コミュニティ支援事業に従事します。 これらの活動において林が目の当たりにしたのは、命を救う薬が国から無償提供されているにもかかわらず、病院への交通費がなく、患者自ら投薬をあきらめてしまうという絶望的な貧しさでした。ここで林は医者として技術を提供するだけでなく、個人・コミュニティーへの経済的自立をもたらす支援の重要性を認識します。 そんな時に耳にしたのが、八角から抽出する成分がインフルエンザ薬タミフルの原料となる、そのタミフルは2023年に特許が切れ、ジェネリック薬品の販売が解禁となるという情報でした。 長い植民地支配と少数民族間の紛争、焼き畑、違法な伐採により荒廃したミャンマー山間部には、そうした状況により孤立した貧しい少数民族が暮らしている。その地域に八角の実のなる「トウシキミ」を植樹すれば自然環境が改善し、ジェネリック版タミフルの生産により雇用も生まれる! 林は、長年の支援活動を通じて知り合った優秀な現地スタッフとともに、早速プロジェクトに取り掛かったのです。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

1.紛争・貧困による森林破壊が進んでいる

国内での政情不安、国境地域の少数民族が独立を目指す等政府と対立し武装蜂起 、貧しい住民による生計を立てるための不法伐採、焼き畑などにより、森林が荒廃した地域が点在するミャンマー。森林が不足し保水力を失った丘陵地は、雨季の土砂災害で孤立し、一層の貧困を生んでいます。

2.国内外の避難民の雇用がない

紛争により多くの人々がミャンマー・タイ国境地域に逃れ、難民・国内避難民となりました。 2008年の事実上の民主化の後は、各武装組織との停戦合意が進んでいるものの、彼らの生活環境、社会環境は全く整っていません。ミャンマー国内の平和維持のためにも、また彼らの基本的生活を育む為にも、現地での雇用創出は大きな課題となっています。

3.インフルエンザ 対策が不足している

遺伝子変異により新しい種類のウイルスを生じさせ、依然として脅威であるインフルエンザ。その対策として「タミフル」の備蓄は世界的な常識となっていますが、多くの国では必要量を備蓄できていません。ミャンマーをはじめとする経済力の弱い国々はこれを備蓄することができないのが現状なのです。

目標

1.八角のなる木の植樹による森林環境の回復

八角の実をつける「トウシキミ」は比較的、どのような環境でも育てやすい木です。この木をミャンマー国内で苗から生育し、植樹を進めることで、ミャンマー山間部の本来の豊かな自然環境を取り戻します。

2.八角の栽培と製薬産業化による雇用創出

これまで政情不安であったミャンマーのタイ国境地域の産業として、八角の栽培と、八角の成分「シキミ酸」を使ったジェネリック版タミフルの製薬産業を起こすことで、帰還難民・国内避難民に住む人々の新たな雇用を生み、ミャンマー国内の平和構築に寄与します。

3.ジェネリック版タミフルの製造

安価なタミフルを製造することで、経済力の弱い国々の備蓄とすることにより、人間の脅威である致死性・難治性のインフルエンザのパンデミック対策の一助となります。

アクションリーダー プロフィール

林 健太郎

団体/企業詳細

団体名
  • 一般社団法人裸足醫チャンプルー

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