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望まない妊娠 ~ 中高生に、妊娠・出産のSOSになる「前から」、必要な性知識と「頼れる」セーフティネットを届けるには

NPO法人そらいろコアラ

実行中

更新日:2021.05.27

私たちは、小児科医や助産師、保育士、弁護士など、20~30代中心のチームです。2020年に結成、NPO認証取得し、栃木県を拠点に、地域の妊娠・子育て世代をサポートしています。

主な活動として、妊娠・出産・子育てのLINE相談窓口『コアLINE』を展開しています。妊娠・育児家庭のSOSを支援に繋げ、虐待やその連鎖を防止すること、そして妊産婦や養育者の安全・安心な居場所をつくることが目的です。

中高生に、妊娠・出産のSOSになる「前から」、必要な性知識と「頼れる」セーフティネットを届けるにはどうしたら良いか、皆さんとともに考えていきたいです。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

私たちのビジョン
・誰もが健康で安全に安心して生活できる社会
・子どもの人権を守り、虐待とその連鎖を止める

私たちの取り組む課題
・医療現場の気づきを支援につなぐ、仕組みをつくる
・安全で、安心できる居場所をつくる
・子どもたちが将来子育てをするときの、虐待の連鎖を止める

立ち上げのきっかけ

2021年1月、小山で事件がありました。17歳女子高校生が、外出先のショッピングモールで出産、乳児は亡くなってしまうという悲しい事件です。女子高校生は周囲にも妊娠を伝えておらず「誰かがもっと早くつながれなかったか」という想いを抱きました。

私たちの活動の中でも、“普通の”高校生や大学生が、「妊娠したかも」の不安や罪悪感を誰にも相談できないという方、アフターピルなどの手段も、情報に繋がるのが遅かったり、親に言えず医療機関に行けなかったりという理由で取れなかったという方と多く出会いました。

その中で、妊娠・出産・子育てのLINE相談窓口『コアLINE』の活動を始めました。妊娠・育児家庭のSOSを支援に繋げ、虐待やその連鎖を防止すること、そして妊産婦や養育者の安全・安心な居場所をつくることが目的です。

活動の内容は、助産師などの多職種チームが365日、夜間も休日も無料でLINE相談に応じること。また必要や希望に応じて、知識や社会資源の情報の提供、妊娠検査薬や育児用品の提供、支援機関への連携・同行、居場所づくり・サロン実施などを展開していきます。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

1. そもそも、生理や妊娠・避妊に関する知識がない
SOSになるまでは、「タブー」「どこか他人事」という意識で、知識が不足しています。友だちや家族とも、パートナーとも積極的に話さないこと、またネットの正しくない知識で完結していることもあります。

2. 困ってはじめて検索→支援や窓口に繋がれていない人も
–「たまたまInstagramで検索した」など、困ってから検索する人が多いです。Instagramなどの若年向けSNSで周知している支援団体はまだ少数なため、つながることが難しい現状があります。

私たちは、SOSになる前から、必要な性知識やもしもの際の支援の情報を十代に届けたいと考えています。そのために『コアLINE』をTwitterやInstagramでシェアしたり、『コアLINE』案内カードを、ショッピングモールや学校など様々な場所に設置しています。

アイディアを求めていること

十代に届く情報発信、性知識の発信とは何か、アドバイスをいただけたらと思います。

• チャネル(今の十代に、どうリーチできる?)
• 内容や、見せ方の工夫(誰のコンテンツならみてみようと思う?デザインやコンセプト?)
• あなたはどこで、性知識を得たか? 今の世代には、どうしてほしい?

など、様々なご意見をお待ちしております。

アクションリーダー プロフィール

鳥飼 蓬子

NPO法人そらいろコアラ 共同代表

団体/企業詳細

団体名
  • NPO法人そらいろコアラ

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