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人口減少するからこそ豊かになるひとづくり、まちづくり

NPO法人 SET

実行中

更新日:2019.01.23

岩手県の沿岸南部に位置する陸前高田市広田町。東日本大震災一ヵ月後から、東京都など首都圏の大学生らがボランティアとして現地入りし活動を始めました。復旧作業を広田町の住民と行いながら交わす会話で住民が「やりたい」と考えていることに触れ、実現する方法を一緒に考え取り組んできました。

人口が減少している地域だからこそ個人の「できること」が増えていく、「やりたい」が「できた」に変わる町を目指し、広田町での生活や交流を通して、首都圏を主にした市外の大学生や市内の小中高生や住民が自分の「やりたい」に向き合い挑戦する人々でにぎわう町になりはじめています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

ひとりひとりが「やりたい」を「できた」に変えられる社会

広田町だけでなく日本全国で進んでいる人口減少により、ひとりひとりの存在価値は今後さらに高まっていくことが予想されます。

この先、ひとりひとりが「自分が誰のためにどんなことをやりたいのか」を考え、「実現するためにどうすればよいか」を考え実現するという成功体験を積み重ねることで、ひとりひとりが「やりたい」を「できた」にすることで自信に変えていける社会を目指します。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

仕事や生活には大変さがつきものという考え方に囲まれて耐えられなくなるまで自分を追い込んでしまう人、自分の住んでいる場所には何も無いから何も出来ないと思っている人が首都圏をはじめ陸前高田市周辺にもいます。

さらに、震災以前から人口の流出が起きることで地域内に何も無いから若い人が出て行ってしまうと考えてしまい、本来ある地域の魅力も見失ってしまうことがビジョンを達成する上での課題になっています。

アプローチの方法

ひとりひとりが自分、そして地域に自信を持ってやりたいことをできるようになるために、当法人では主に以下の活動を行っています。

1.高田と僕らの未来開拓プロジェクト
陸前高田の中高生と外部の大学生が共に地域の未来や自分たちの将来について楽しく考え、アクションを起こしていくことで未来を自ら切り拓いていく力を育むプロジェクトです。

2.民泊事業
都会には無い田舎だからこそ得られる「最高の学び」と「最高の思い出づくり」の機会を広田町の方々とともにつくり、修学旅行などの受入れを通して全国の人に提供しています。

3.Change Maker Study Program
全国から来る大学生と広田町の方々がともに「やってみたい」を考え実行まで行う一週間の地域おこし実践プログラムです。

4.Change Makers’College
4ヶ月間広田町に滞在し、夢の実現に向けて「やりたいことにとことん挑戦していく」移住留学プログラムです。このプログラムでは町全体をキャンパスとして、住民や企業など多種多様な分野のアドバイザーのサポートのもと、自分で設定する段階別の目標に取り組み多くの体験をして「自分らしい生き方・働き方」にチャレンジしています。

上記の活動の他にも町内の施設を利用した取り組み、情報発信の取り組みなど、これまでに関わってきた多くの人の「やってみたい」が活動として行われています。

今後のマイルストーン

今後5年でこれまでに蓄積してきた人材育成、まちづくり、コミュニティや組織形成のノウハウをさらに磨き上げ、体系化することで「やりたい」を「できる」に変える方法を広田町モデルとして確立し、将来起こる変化やそれに伴って発生する課題に対しても対応できるようにしていきたいと考えています。

アクションリーダー プロフィール

三井俊介

NPO法人SET 理事長/
法政大学法学部国際政治学科国際開発協力専攻卒。
2012年4月から岩手県陸前高田市広田町に移住。
2013年6月NPO法人SETを設立、理事長就任。
2015年9月より陸前高田市議会議員。

団体/企業詳細

団体名
  • NPO法人 SET
活動地域
  • 岩手県陸前高田市

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