社会課題解決中MAPに戻る

羊を通した地域課題解決と安心して暮らせる地域づくりを

NPO法人さとうみファーム

実行中

更新日:2019.07.10

ボランティア活動で2011年4月11日に宮城県気仙沼市に入り、同年8月には任意団体として南三陸町にてさとうみプロジェクトを立ち上げ、子どもの遊び場づくりをはじめ様々な活動を行なってきました。その後活動を続ける中で、震災からの復興と地域課題解決のためには収益事業を行い活動を継続する必要がありました。

そんな時、オーストラリアの塩害にさらされた土地に生息する、ソルトブッシュというミネラルを豊富に含んだ植物を食べて育つ上質な「ソルトブッシュラム」の存在を知り、南三陸町沿岸部で塩害を受けた地域でも同じように羊を育てることができるのではないかと考え、飼育を試みました。さらに、三陸産高級わかめの未利用部分を食べさせることにより、地域の未利用資源も利用する新たな循環を生むことにも成功しました。今ではブランド羊「わかめ羊」として年間30頭ほど出荷しており、首都圏の高級レストラン等で提供されています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

  • 地域の人が安心して暮らせる場所(社会)
  • 子どもから大人まで親しみやすくマッチした動物である羊を介して、親しみがもてる優しい地域づくり

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

雇用を継続するためにいかに収益をあげるかが課題です。継続できて初めて地域課題の解決や子どもの遊び場をつくる(続ける)ことができるため。

アプローチの方法

■ 子どもの遊び場づくり
自分たちで伐採した木を使った手作りの遊具が揃った施設の中でBBQを行ったり、海へ出てカヤック、羊毛ワーク、羊とのふれあい等をお楽しみいただけます。

■ 「わかめ羊」の生産・出荷
三陸産高級わかめの未利用部分を飼料として食べさせたブランド羊「わかめ羊」の生産と出荷を行なっています。オーストラリアのソルトブッシュラムのように塩分がキーとなり、普通のラム肉よりイノシン酸は約6倍、オレイン酸は約20%増加した、味も栄養も最高峰と言える高級肉になりました。地域の未利用資源を利用することで、新たな産業を生み出し地域課題の解決にも取り組んでいきたいと考えています。

■ わかめを使用した飼料の製造販売
上述の「わかめ羊」に与えている乳酸発酵させたわかめの飼料を、現在では全て自社(別会社:さとうみリファイン株式会社)で生産できるようにしています。それを牛の畜産会社に販売することにより、未利用資源を活用するという意味でより一層地域課題解決に取り組めるようになりました。ビジネスという意味においてだけでなく、地域雇用を増やすという目的も持っています。

■ 羊毛製造販売・小物雑貨製造販売(農福連携)
2018年から地域の福祉作業所と連携し、こちらで刈った羊毛を洗う作業を担っていただいています。農福連携事業として、福祉作業所さんにも収益が入る仕組みになっています。その洗浄された羊毛を紡ぎ、糸として販売するだけでなく、南三陸町や石巻の編み手さんにお願いしてニット帽や小物などを作ってもらい販売しています。また、羊のエサ袋が丈夫で汎用性が高いことから、エコバッグとして販売も行っており、現在では首都圏でもかなり売れ筋の商品となっています。
また、地域のコミュニティづくりの手段として「羊毛喫茶」という地域のおばあちゃんたちが羊毛のゴミを手で取りほぐしながら“お茶っこ”をする場を設けています。月2回ほどの開催で金銭関係は発生していませんが、おばあちゃんたちが楽しく集まる場として参加いただいています。

■ 羊の革製品製造販売
現在商品開発中で、今後は羊毛と同じく製造販売を行っていきたいと考えています。

今後のマイルストーン

2019年4月に一般社団法人をNPO法人に切り替え、今後は3社体制(株式会社2社、NPO法人1社)となり、NPO法人は地域の方々に正会員となってもらうことで「地域の団体」として再スタートを切ることになります。高齢者の居場所づくりや、これまで取り組んできた子どもの遊び場づくりを「地域の取組み」として行っていくことが目下の目標です。

一緒に参画いただける方募集中!

  • プロボノ・ボランティア

    牧場の施設は、ほとんどが手作りです。そこで専門的なスキルを持った方のプロボノが必要です。特に製品づくりや牧場全般の統一されたデザイン等を必要としております。他に牧場では日常業務が多く手が足りていません。是非一緒に漁港のそばにある牧場作りに参加してみませんか。

アクションリーダー プロフィール

金藤 克也

氏名:金藤克也
生年月日:昭和40年9月11日(50歳)
出生地:広島県
現住所:神奈川県より2016年4月移住、南三陸町歌津在住
拓殖大学卒
南三陸町には、2011年4月より物資支援活動を始めて、2ヶ月に1回のペースで入る。2012年6月より「一般社団法人さとうみファーム」代表理事を務め、2019年3月よりその後身である「特定非営利活動法人さとうみファーム」の代表理事を務める。

団体/企業詳細

連携パートナー
  • リファインホールディングス株式会社
活動地域
  • 宮城県本吉郡南三陸町

応援メッセージ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

最新情報