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小中学生遺児を支える、心のケア施設「レインボーハウス」

一般財団法人あしなが育英会

実行中

更新日:2019.10.22

1995年の阪神・淡路大震災では、573人の子どもが親を亡くしました。同年夏の「海水浴のつどい」で、小学5年生の男の子が描いた「黒い虹」。遺児たちの心の中の「黒い虹」が七色の虹に変わるようにとの願いから、1999年に、震災遺児の心のケアの家「神戸レインボーハウス」が完成しました。2003年からは、震災遺児のみならず、近隣の病気や事故、自死などで親を亡くした遺児の心のケアにも取り組んでいます。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

あしなが育英会では、20年前の阪神・淡路大震災をきっかけに、小中学生の「心のケア」への取り組みを始め、平成11年には「神戸レインボーハウス」を建設し、震災遺児への継続的、長期的なケア活動をスタートしました。そして平成18年、東京に「あしながレインボーハウス」を建設し、活動を全国規模へ、対象を全遺児へ広げています。

レインボーハウスには、遺児が悲しみを吐き出すために工夫されたいろいろな部屋があります。同じ体験を持つ者同士が、安全な場所で、安心して心の中を語り合える「おしゃべりの部屋」、親の死を受容するためにお葬式ごっこをしたりする「ごっこ遊びの部屋」、たまったイライラを思い切り爆発させても安全な「火山の部屋」、一人になって大声で泣いたり亡き人と会話できる「おもいの部屋」など、さまざまな部屋を用意しています。

また、「心のケアプログラム」では親との死別体験を語り合います。また付き添いで参加する保護者の方たちの語り合いも大切にしています。ゲームで交流するほか、季節に合わせてタケノコ堀り、プールで水遊び、焼き芋など、豊かな自然を利用してのプログラムも盛りだくさんです。

ファシリテーターについて

レインボーハウスで子どもたちと一緒に遊んだり、語り合うのは遺児の先輩のほか訓練を受けたファシリテーターです。ファシリテーターは、遺児の心の癒しをお手伝いするボランティアのことです。

ファシリテーターの役割は、遺児が心の内にある思いを言葉にすること、言葉ではなくても身体で表現することを、「やりやすくするように」手助けすることです。子どもが求めているのは専門家や医師ではありません。彼らは「話を聞いてくれる人」「一緒に遊んでくれる人」を望んでいます。遺児の心の癒しには、どんなことでも話せ、自分の思いを自由に表現できる「安全な場所」と「安心できる人」が必要です。

あしなが育英会では、そうしたファシリテーター養成講座も実施しています。

レインボーハウスの拠点

あしながレインボーハウス(東京) 2006年に建設され、2007年よりケア活動を開始しました。全国から子どもたちを集めた小中学生のつどいなどを積極的に行っています。

神戸レインボーハウス 1999年に建設され、1995年におきた阪神淡路大震災を契機に建設されました。現在も震災遺児以外の子どもたちの心のケアを積極的に行っています。

東北レインボーハウス 東北地方には仙台、石巻、陸前高田の3つのレインボーハウスがあり、幅広い年齢の震災津波遺児を受け入れています。

アクションリーダー プロフィール

玉井 義臣

あしなが運動創始者

団体/企業詳細

団体名
  • 一般財団法人あしなが育英会

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