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妊娠の不安を抱える全ての人に、適切な情報と支援先を届けるLINEボットを広めたい

アイディア段階

更新日:2019.06.23

日本では高校生のアフターピル(緊急避妊薬)の知名度は約20%。年間の中絶件数は、約16万件(出生数の約1/6)にも及びます。妊娠の不安を抱える全ての人に、避妊や妊娠検査、支援先などの正しい情報を自動応答で答えるLINEボットを開発し、普及を目指します!

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

妊娠の不安を抱える全ての人に、避妊や妊娠検査、支援先などの正しい情報を即座に自動応答で答えるLINEボット「ピルコンにんしんカモ相談」を来年2019年1月を目標に開発します。

開発は、WEB問診システム等を開発する株式会社Flixyの協力のもと、使いやすさを追求します。また、若い人にもわかりやすく親しみやすいデザインと、医師の監修による正確な情報提供を両立させたいと思います。

そしてピルコンでは、年間約6000名の若者へ講演やイベントを行っています。SNSや啓発活動の場でもこのLINEボットサービスを紹介し、2020年までに1万人への普及を目指します。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

NPO法人ピルコンについて

中高生向けに性の健康教育プログラムや性教育の情報発信を行なっています。日本の中絶件数は年間約16万件(平成29年度厚生労働省「衛生行政報告例の概要」より)。周りの友達の話を聞いてみても、思いがけない妊娠は性生活を始めれば誰にも起こりうることなのに、必要な知識が若い人に届いていない現実を感じました。

「自分と同じような思いをする人を減らしたい」その思いから、学生団体としてピルコンを立ち上げ、2013年にNPO法人化しました。

LINEボット開発プロジェクト立ち上げの背景

私たちが講演に行けるのは、依頼のあった学校に限られ、すべての中高生に性の健康教育プログラムが届けられているわけではありません。また、一期一会の講演では、伝えられる情報に限りがあります。

そして、私たちは、ピルコンのHPから無料で性や避妊についてのメール相談も行っていますが、その6割以上は妊娠の不安や避妊に関わることです。

「これって妊娠しますか?」「妊娠が不安です」「ネットの情報はどれが本当か分かりません」「自分がバカだとは重々承知です」

そんな悩みの声を日々目にしていて、もっと適切な性や避妊のことを気軽に聞けたり、解決ができるサービスを作りたいと思いました。

 

アクションリーダー プロフィール

染矢 明日香

NPO法人ピルコン理事長。
石川県金沢市出身。慶應義塾大学環境情報学部卒。
自身の経験から日本の思いがけない妊娠・中絶の多さに問題意識を持ち、慶應義塾大学在学中より「避妊啓発団体ピルコン」を立ち上げる。

首都圏を中心に、全国の公立・私立の中学校、高校(全日制、通信制、定時制)、
大学、児童養護施設にて、のべ200回以上、2万名以上の対象者に性教育講演を実施。思春期からの正しい性知識の向上と対等なパートナーシップの意識醸成に貢献している。
保護者向けの性教育講座も定評があり、自治体などからも多く要請を受けている。性の健康を伝える若者ボランティアの育成をしながら、性の健康の啓発活動や政策提言を行っている。

団体/企業詳細

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