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気仙沼から、誰もが産みやすく育てやすい社会をつくり出したい

特定NPO法人ピースジャム

実行中

更新日:2017.12.01

ピースジャム工房には新生児や未就学期の親子が集います。 育児を支え合いながらジャムやベビー用品の製造販売をしその収益によって地域へ開放している広場の運営や、新たな親子の雇用へつなげています。

持続的な育児コミュニティ作りとしてだけではなく、 この活動によって「子育てをしながら働ける基盤」づくりをし 「産みやすく育てやすい環境」を社会へ波及することを目指しています。 2019年現在、8名の女性が工房で働いてくれています。親子を中心に多世代の人と人が関わり合うことで、地域がより豊かなコミュニティを築けるビジョンを描き、 地域に根ざして今後も活動していきたいと思っています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

実質的に支え合っている「三方よし」の社会

※三方よしとは、「自分良し」、「相手良し」、「世間良し」の三方を満足させるよう事業を行わなければいけないという意味の、近江商人の思想・哲学です。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

  • 育児コミュニティ作り事業を健全に継続させるために、売上をあげる仕組み作りを行う必要がある。
  • 民間企業と行政/学校の間には構造的な課題が存在している。双方がもっと歩み寄り連携すれば、様々な事業やイベント等がより一層効果を増し意義のあるものになると感じている。

アプローチの方法

■ 雇用支援事業
働きたくても雇用の場がない。働きたいけど子どもとの時間も大切にしたい。 子どもを預けられる場所がなく働けない。 このような理由で働けないママを新たに雇用するべく、2011年10月より雇用支援事業を開始しました。 「産みやすく育てやすい職場」をコンセプトに、子育てをしながら働ける環境づくりに取り組んでいます。 現在はピースジャム工房にてジャムと縫製の2部門で商品製造、販売事業を行なっています。どちらの商品も、オンライン販売だけでなく、東北や関東圏の販売店にて取り扱われています。今後取り扱っていただける店舗が増えるよう、営業努力だけでなくご縁を大切にしています。

手作りジャム Peace Jam製造販売事業:
化学調味料・保存料不使用のジャム、『トマト、オニオン、キャロット』のベジタブル3種類、そして『ブルーベリー、マーマレード、アップルシナモン』のフルーツ3種類を全て手作りで製造販売しています。今後ラインナップを増やすべく、常に研究開発も行なっています。

ベビーモスリン製造販売事業:
2011年の震災直後に、ロンドン在住の日本人女性たちが東北の母子たちのために何かしたい!という想いから始めた「ベビーモスリンプロジェクト」という復興支援が元になった事業です。ベビーモスリンとはヨーロッパで愛用されている子育て万能布「モスリンスクエア」を日本向けに改良したもので、国産で唯一イギリス伝統の立体格子織りを再現し、裁断からパッケージまでの全て手作業を工房で行なっています。

■ 子育て支援事業
震災でばらばらとなった赤ちゃんとママのコミュニティに新しいつながりをつくりたいという想いから、親子で参加できる「子育てワークショップ」や「季節のイベント」を月に数回開催しています。単純に講師を呼んで開催するのではなく、地域の面白い活動をしている人や、先輩ママが得意分野のワークショップを開催するなど、地域の中で知見が循環するような仕組みを作っています。また、ピースジャムとしてイベントを企画せずとも、利用者のお母さんたちが自主的にコンテンツをつくってイベント開催してくれるような状況にもなっており、その場合には工房利用料として電気代だけいただいています。
イベント内容としては、例えば手作りジャム作り、縫製品作り、ベビーヨガ、ベビーマッサージなどがあります。

■ 災害支援事業
東日本大震災での支援事業の知見を活かし、その後に発災した被災地における中間支援的なものから直接的な支援まで、様々な事業を行なっています。

直接支援の事例:
熊本地震や西日本豪雨災害現場にて、乳児健診でベビーモスリンを一枚一枚配布しました。株式会社サニクリーンの「未来応援プロジェクト サニエール」の支援を受け、災害時に困っている母子たちへ届けることができました。

中間支援の事例:
災害復旧の現場で支援活動をする際にどのような部分で躓きやすいか等、現場で活動する団体・企業に東日本大震災で得た知見を共有したり、支援する側も孤立しやすくなるためそのような人が出ないように人と人の繋がりや交流が生まれるように後方支援を行ってきました。

その他:

  • ポートランド州立大学の視察受け入れや、先方を訪れることによって、相互にまちづくりと災害復興の知見交換を行いました。今後も国内外問わず、知見交換を行っていきたいと考えています。
  • 2018年に気仙沼で最大規模の「おやこフェス」を開催しました。ピースジャムとしてではなく、様々な企業・団体・個人が協働し作り上げるフェスにすることにより、各々が達成感を感じ次回に繋がるような環境づくりを行いました。

今後のマイルストーン

雇用支援事業では、これまで通り製造販売を続けていきたいです。営利部門へ注力することで販路が拡大し、それが雇用創出に繋がると信じています。全ては子どもを持つ全てのお母さんたちが働き、暮らしやすい環境づくりのために。

一緒に参画いただける方募集中!

  • プロボノ・ボランティア

    弊団体では自社製品の販売活動にご協力いただける方を募集しております。広報活動や営業活動でご協力いただける方や店舗や催事でお取り扱いいただける企業・団体の皆様のご協力をお待ちしております。

  • 寄付

    当活動や事業の趣旨に賛同いただける皆さまや法人事業所、地域組織団体等からの寄附金を金額の多寡にかかわらず、ありがたくお受けしています。皆さまからお寄せいただいたご寄附は事業を通じて、子育てしやすい環境、育児期の働きやすい環境への推進活動に活用させていただいております。

アクションリーダー プロフィール

佐藤 賢

1977年生まれ気仙沼市在住。看護師、営業職を経てバーの経営をしていた5年目に東日本大震災により自店舗を失う。その後赤ちゃんとママを救済する団体を立ち上げ、宮城県気仙沼市を拠点に「働きたくても育児が理由で働けない母親」や「育児の知識共有やママ友が欲しい母親」と一緒に、育児をしながらジャムを製造できる場を考案。現在は自社工房の別室で育児、別室で製造できる仕組みをつくり、育児と仕事を両立できる働き方と職場づくりに専念している。

団体/企業詳細

連携パートナー
  • 株式会社サニクリーン
活動地域
  • 宮城県(気仙沼市)

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