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“孤育て”をなくしたい。みんなが「まちのおやこ」として、つながり合える場をつくる。

まちのおやこテーブル

実行中

更新日:2019.12.20

「まちのおや」、「まちのこ」という関係性は、関わるきっかけと関わり続ける日常があってこそ生まれるもの。

まちのおやこテーブルは、大人も子どもも出会いと出番がある場。子育て中の方にとってはホッと一息つくとともに、暮らす街の多彩なゲストと開催場所の人を通じて街に暮らす人とつながるきっかけの場です。カフェや古本屋さん、公園、公民館など街なかの魅力的な場所でイベント形式でコミュニティを作っています。

子どもにとっては、できる!を体感する成長の場。モンテッソーリ教育を参考に幼児がそれぞれの育ちの中でできる範囲のお手伝いを行い、大人とともに場づくりをしています。室内開催の時は参加する子どもの年齢や発達に合わせたキッズコーナーも設けています。

大人か子ども。どちらかのためではなく、一緒の時間とそれぞれの時間を両方楽しめる時間がここにはあります。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

子どものいる人も いない人も みーんな「まちのおや」。この辺りに住む子どもたちは みーんな「まちのこども」。
これが私たちのコンセプトです。「まちのおや」とは、自分の子ども以外の「まちのこ」の育ちを気にかけ、育ちを見守る存在。親以外の大人と子どもが関わる斜めの関係が街の中にたくさんある社会を目指して、コミュニティづくりをしています。

私達が実施したアンケートでは、乳幼児の子育てに伴う不安のトップは「心の余裕がない」。次に「子育てでストレスや身体の疲れがある」、「子どもへの接し方に自信がもてない」、「子どもとの時間が十分に取れない」が続きます。

子どもを授かることは本当に幸せなことですが、初めての子育てに戸惑い、一つずつのことに不安になり、自信をなくしがちです。夫婦のどちらかが主に子育てを担い、周囲に家族や知り合いがいない「孤育て」状態にあるとその傾向に拍車がかかります。

アプローチの方法

子育て不安に対しては相談や支援というアプローチが多く取られますが、専門家のお世話になる前の段階の「日常の回復」と「子どもが自立しやすい環境」に鍵があると考えています。

親は一人じゃない!と感じ、自分の時間を過ごせたと思い、出会いや学びがある、つまり子育てする前には当たり前にあった日常を取り戻せると笑顔が自然に生まれます。身体論では、親が笑顔になると子どもも笑顔になり、それをみて親も頑張ろう!という力が湧いてきます。主観的幸福を感じる4つの要因とされる「なんとかなる」、「私らしく」、「やってみよう」、「ありがとう」。コミュニティがあれば、私らしくやってみても大丈夫、何とかなるという安心感が生まれます。

子どもにとって、親の息抜きに付き合わされたと感じると子どもが辛くなります。子どもにとっても良い場とすることが親の罪悪感を減らすためにもとても大切です。モンテッソーリ教育で学んだことは幼児は大人と同じことをしたい!という発達の欲求があること。実は未就学時期のお手伝いは子どものできた!やれる!という自信を持つ機会であり、日常生活は子どもの成長が促される最高の学びの場なのです。

コミュニティを作りながら、親には子育てが大変という物理的な日常はすぐには変わらなくても、なんとかなる!と思える日常を提供する、子どもにはできた!と成長を実感できる日常を提供する、それがまちのおやこテーブルの機能です。

今後のマイルストーン

これまで国分寺を中心に活動をし、地域に暮らす素敵な大人と連携して、平日夜の食事会から調理の会、公園でのお話会、蝉の羽化観察、街のクリーン活動、子連れ映画会など内容も広げてきました。今後は、呼びかけ人の転居に伴い杉並区など23区で活動を広げたいです。また、他の団体やお店、商店街、行政などがコミュニティづくりするためのご支援をすることで、孤育てから共育て、子育ちに社会全体が変わっていくことの一助になりたいです。

必要なリソースや提案したいこと

一緒に参画いただける方募集中!

  • 連携メニュー(法人・団体)

    まちのおやこテーブル的なコミュニティや子どもの居場所を作りたいビジネスパートナーの方々を募集しております。コミュニティづくりをしたいお店や子どもの居場所を作りたい商店街など。

  • プロボノ・ボランティア

    一緒にまちのおやこテーブルを実践することに興味がある方、まちのおやこテーブルのノウハウを形にして他の方が実践しやすいツール化することや広め方を考えることに興味がある方、ご連絡ください。

  • 寄付

    応援グッズを購入いただけます。

アクションリーダー プロフィール

小林 洋子

まちのおやこテーブル呼びかけ人、Plus Two代表、コンサルティング会社マネージャー、おとなと過ごすこどもの空間 sumiccoプロジェクト発起人、国際モンテッソーリ協会(AMI)3-6歳教師アシスタント/

仕事と子育ての両立に悩んだことをきっかけに、共働き時代こそコミュニティーが大切!と実感。コンサルティング会社勤めの傍ら、暮らす街で「まちのおやこテーブル」、働く街でパパママランチ、未知の街NAGATACHOなどのコミュニティー運営に関わる。米マサチューセッツ工科大学で都市計画を学んで20年近く。NPO法人ETIC.主催の第2期ローカルベンチャーラボを経て「子どもと共生する社会を作る」ビジョンに辿り着き事業化に挑戦中。

団体/企業詳細

団体名
  • まちのおやこテーブル
活動地域
  • 東京都国分寺市。呼びかけ人の転居に伴い23区などに広げていきたいと思っておいます。

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