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バーチャルと現実の新たな橋渡しを行い、全ての人がイノベーションの恩恵を受けられる世界を目指す

17Campus

実行中

更新日:2024.03.12

17Campusは、バーチャル体験を通じて人々の意識や行動に変化をもたらし、社会課題の解決を目指すコミュニティです。メタバース、XRなどのバーチャル空間を「ゲームシンキング」の視点で活用し、人々の関心を引き出し、社会課題解決に向けた新たな知見を生み出す実証実験を行っています。

また、そうした取り組みを実践できる人材の育成にも注力しています。バーチャル空間に新たな市場を創出することで、企業のDX推進や新しい働き手の創出など、社会への価値創出を目指します。

さらに、リアルでは体験できない「ソーシャルグッド」を、バーチャル上のエンターテインメント施設で体感できるようにすることを企図しています。そうしたバーチャル施設を通じて、リアルに行動変化をもたらし、良い変化を社会にもたらすことが目標です。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

メタバースの進化は、働く場の概念を根底から変える力を持っています。これまでのリモートワークが主にIT関連業務に限られていたのに対し、バーチャル世界の発展は、より多様な職種のリモート化を可能にし、新たな職業の創出へとつながります。この変化は、従来の枠組みにとらわれない新しい能力の発見と、それに基づく人々の社会参画を促進します。

私たちが目指すのは、個々人が持つ独自の才能や好きなことを生かし、それぞれが社会に貢献できる環境の実現です。メタバースを通じて、物理的な制約を超え、誰もが自分の能力を最大限に発揮できる平等な社会を創り出すこと。これにより、イノベーションが加速され、多様性と包括性が社会全体の成長を支える原動力となります。

私たちは、バーチャルの可能性を拡げ、各個人がその能力を認識し、活用することで、より豊かで多様な社会の構築を目指します。このビジョンの実現は、ただ単に新しい技術の導入に留まらず、社会の根本的な価値観の変化を促し、全ての人にとっての機会の平等を実現することを意味しています。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

現状では、メタバースとバーチャル世界の可能性に関するエビデンスが不足しており、この分野の理解にギャップが存在します。具体的には、以下のような課題があります。

  1. エビデンスの不足

    • VR(仮想現実)に関する研究は豊富に存在しますが、メタバースに特化した研究は限られており、その多くがアバターやバーチャルでの自己表現に焦点を当てています。このような状況が、メタバースの多面的な利用価値と潜在能力の理解を妨げています。
  2. 誤解と偏見

    • 現在、メタバースは一部の人々によって、ゲームやエンターテイメント、あるいは別の自己を求める「特殊な人々の集まり」と見なされがちです。この認識は、メタバースが日常生活や社会の多様な側面に与えうる影響を過小評価する結果となっています。
  3. 利用者の少なさ

    • 日本ではメタバースの利用者が全体のわずか5%程度にとどまっており、この革新的な技術が広く受け入れられていない状況を示しています。

ビジョンとしては、メタバースが現実逃避の手段ではなく、現実世界の課題を補完し、リアルな行動にポジティブな変化をもたらすプラットフォームであるという認識を広めることです。私たちは、バーチャル体験が現実世界の行動や意識を変える可能性を持つこと、そしてメタバースがリアル世界と密接に連携し、それを豊かにする手段であることを示す実証実験を通じて、以下のギャップを埋めることを目指しています。

  • 理解と認識の拡大

    • メタバースの多様な利用可能性とその社会的、経済的利益を広く認識させることで、メタバースに対する偏見を解消し、その価値を正しく理解すること。
  • 普及と受容の促進

    • 広範な実証実験を通じてメタバースの実用性と効果を示すことで、利用者層の拡大とメタバースへの関心を促進すること。

このように、現状とビジョンの間にあるギャップを埋めることが、メタバースの潜在能力を最大限に引き出し、社会全体に対するその貢献を実現するための重要なステップです。

アプローチの方法

解決策は、メタバース内に具体的な実証実験が行えるフィールドを構築することです。このフィールドは、参加者が直接「コンセプトを体験できる」場として設計されています。目的は、メタバースが現実世界の課題解決にどのように貢献できるか、その可能性を具体的に示すことです。

具体的なアプローチ方法は以下の通りです:

  1. 体験の企画

    • SDGs(持続可能な開発目標)を体験する、楽しい農業を体験する、通常はネガティブな印象を持たれがちな事柄を体験するなど、多様なテーマを設定します。これらの体験は、参加者に新たな視点を提供し、メタバースの可能性を実感させるためのものです。
  2. メタバースワールドの開発

    • Unityなどのゲームエンジンを使用し、具体的なテーマに基づいたメタバースワールドを開発します。このワールドは、各テーマを体験するための舞台となり、参加者に没入感あふれる環境を提供します。
  3. イベントの実施と効果の調査

    • 開発されたメタバースワールドでイベントを実施し、参加者の反応や変化を調査します。このフィードバックは、メタバースの社会的、教育的効果を測定し、さらなる改善へと繋げるための貴重なデータとなります。
  4. イベント開催の拡大

    • このフィールドを利用してイベントを開催できる人たちを増やすことも目標の一つです。これにより、メタバースの利用シーンの多様化と、さらなる利用者層の拡大を目指します。

このアプローチは、メタバースが単なる仮想現実の空間を超え、現実世界における課題解決や新たな体験の提供に有効であることを示すことにより、メタバースの概念とその社会的受容を促進することを目的としています。この取り組みを通じて、メタバースの真の価値を実証し、より多くの人々にその可能性を理解してもらうことが期待されます。

アクションリーダー プロフィール

小野 晴世(GardenBee)

日本人唯一のSpatial公式ガイドクリエーター。メタバース上の体験を通じて社会課題を解決するDigital Marketing Campus BBWF17構築中。距離を超えて人と出会いビジネスすることを20代から実践。

団体/企業詳細

団体名
  • 17Campus

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