遠いことと感じられる途上国の課題を身近に感じてもらうには?DVD『新型コロナが映すいのちの格差』
公正な医療アクセスを世界のすべての人に!連絡会
私たちは、パンデミックの際に知的財産権が医薬品に及ぼす影響について分かりやすく説明するDVD「新型コロナが映すいのちの格差」を作成しました。これまで10回以上、上映会を行い、鑑賞者総数は500人ほどです。世間では知られていませんが、観た高校生から「今、世界で起っていることなのに、全然知らないままに自分は生活してきた。もっと知りたい、そして考えたい」との感想を頂きました。
「いのちの格差」の原因が、「先進国で開発された技術は貧しい国には教えない」という態度にあるとしたら、「これは途上国の問題だ、私に関係ない」と済ませられません。そのことを多くの人にも考えてもらいたいと思い、この映画を作りました。どうすれば、観てもらえるのか。誰に呼びかければよいか、お知恵をいただければ幸いです。
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
遠いことと感じられる途上国の課題を身近に感じてもらいたい
これまで私は平和構築に携わりました。アフガンではNATO文民代表部の日本政府連絡調整員として、治安が安定した地域の復興に従事。NATOに恩を売り日本の立場をよくする狙いです。シリアでは反体制派支配地域で政府の攻撃に晒される人々を守る支援を行いました。ですが、人々を爆撃する軍隊に電気を送る政府支配地域の発電所支援という二股の活動を強いられます。自分の仕事に矛盾と限界を見た私が今取り組むのは、国境を越えた市民社会のひろがりと、エンパワーメントによる平和貢献です。
現状とビジョンのギャップ、課題の構造
先進国と途上国の「いのちの格差」
私が取り組むのは公正な医療を求める運動です。90年代アフリカではエイズが猛威を振るい、地域によっては大人の4割近い人々が感染するケースもありました。治療法は確立しましたが、年間何百万円もする治療薬に手がでません。なぜ、そんなに高いのか?それは知的財産権による独占販売が原因です。命に関わる薬を独占していますから、製薬企業はどんなに高い値段をつけても、患者は買わざるを得ません。いのちよりも利潤を大切にする行為として批判されています。
この事態は新型コロナウイルスの感染拡大でも繰り返されました。ワクチンは知的財産権を盾に製薬企業が誰にいくらで売れるか決められ、先進国がワクチンを買い占め途上国に行き渡りませんでした。世界全体で70%以上の方が1度はワクチン接種していますが、途上国では30%ほどに止まります。この差はどこからくるのでしょうか。そして、ある調査によれば10年以内に新たなパンデミックが起こる確率は3割近くであるといいます。
アプローチの方法
DVD「新型コロナが映すいのちの格差」
私たちは、パンデミックの際に知的財産権が医薬品に及ぼす影響について見直しを求めます。
分かりやすく説明するためにDVD「新型コロナが映すいのちの格差」を完成させました。
ブレストしたいこと
DVDを多くの人に観てもらうには? 医療アクセスの格差について一緒に考えてほしいです。
・どうすれば観てもらえる?
・誰に呼びかける?
・どこに行けばよいか?
・何をすればよいか?
アクションリーダー プロフィール
- 小泉尊聖(たかきよ)
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アフリカ日本協議会 国際保健プロジェクトコーディネーター
団体/企業詳細
- 団体名
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- 公正な医療アクセスを世界のすべての人に!連絡会
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