中山間地農業のうむ、「はぐくむ力」を、わくわくとともに次世代に繋げる。
雪の日舎
くらし、しごと(農業)、こそだてを地続きにすることで、中山間地農業のうむ3つのはぐくむ力を持続可能にします。
それは
作物をはぐくむ力
ひとをはぐくむ力
生き方をはぐくむ力です。
棚田が多く、ひとつひとつの農地の面積が小さい一方、くらしに密着した中山間地農業は、通常の平野部の大規模農業と、価値の生まれ方が違います。かつて中山間地農業の価値は、くらし、しごと、こそだてが混ざり合った中から生まれており、そこから地域性のある生き方やアイデンティティ、仕事や文化が生まれていました。しかし、経済成長以降、それらが分断されてしまい、価値が繋がらなくなったのがボトルネックと考えます。
そこで私たちは、「農業×くらし・しごと・こそだて」をテーマに、異業種で結成された新しい形の農園で課題にアプローチします。
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
中山間地農業のうむ「はぐくむ力」を、ワクワクとともに次世代に繋げられる社会の実現。
現状とビジョンのギャップ、課題の構造
中山間地域の農村・農業の衰退を推し進める、くらし、しごと、こそだての分断が、解決したい課題です。
アプローチの方法
1、チーム構成の工夫
農家だけではなく、保育士、管理栄養士、一級建築士など異業種の個人事業主が横串連携でチームを組み、課題を解決する仕組みや仕掛けづくりのプロデュースに取り組みます。そのことにより、①中山間地農業に多様な視点を盛り込み、新しい価値を生むベースをつくること②農業を農家だけのものにとどめず、一般の暮らしに下ろすこと を目指します。
2、具体的な事業内容
「つくるひと、くらすひと、すべての接点で、農業にわくわくを生む仕組みをつくる」ことで、「生きる」を考えるプラットフォームづくりに取り組みます。
①農業生産
- 自社農園だけでなく、契約農家さんの営農指導、作業委託など、つくるわくわく継続のため、サポートが必要な高齢農家さんの生きがい農業や新規就農者の支援も契約栽培を通じて行う。
②商品開発
- 豪雪地発のライフスタイルブランド「雪の日舎」として、商品を作るだけでなく、その商品が生まれる過程もプロデュース。地域の小さな農家さんや異業種連携によってものづくりをすることで、かつて結によって助け合ってものづくりしていた日本型農業を重視する。
- 商品開発のきまりごと
- くらし、しごと、こそだての地続きなところから、当事者の私たちがほしいものをつくろう
- 未来の地域を生きるこどもたちの感性をはぐくむものをつくろう
- 彼らが育つ環境をつくるものをつくろう
③メディア運営、研究事業
- 自社EC、webメディアにより、小さな声や価値観を届ける。また自社製品だけでなく、地域の農産物の販売も実施。
- 変化の時代それぞれに合った、農村でのくらし・しごと・こそだての融合に関する提案や調査、白書づくり
必要なリソースや提案したいこと
・商品を買って応援してくださるかた
・豪雪地発のライフスタイルブランドを育てるにあたり、一緒に参画いただけるかた、プロボノ、webエンジニア、参謀など募集中
アクションリーダー プロフィール
- 佐藤可奈子
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スノーデイズファーム株式会社 代表取締役
1987年、香川県高松市生まれ。立教大学法学部政治学科卒。大学卒業後、新潟県十日町市の当時6軒13人の集落に移住、就農。2014年かなやんファーム立ち上げ。2017年より農園を異業種とともに組織化、2018年にスノーデイズファームとして法人化。中山間地域の魅力発信と、価値を繋げる活動に取り組んできた。新潟県農林水産審議会委員や内閣府の委員を歴任。2017年女性のチャレンジ賞(内閣府男女共同参画担当大臣賞)受賞。
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