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壊される建物を、そのままにしない。都市に眠る資源を活かした、心地よい暮らしとは?

Re Materials

実行中

更新日:2018.08.22

2020年のオリンピックに向けて、現在、東京では一日当たり135棟の建物が新築され、同時に壊されています。壊される建物の中には、歴史的な建物、豪華な装飾を持つものもあり、建築家として活動する中で、その現状を前に何もできないことを痛感しました。

そこで、スクラップアンドビルドの価値観ではない、建物や素材をずっと丁寧に使っていくような暮らしを作る一助になりたい、と思い建材リサイクルを行うRe Materialsを始めました。未利用の資源や、解体されてしまう建物からまだ使うことのできる部材を救出し、必要な方につなぐ仕組みをつくっています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

・古いものにある「価値」
環境問題や資源の枯渇が叫ばれて随分経ちます。地球規模で見たときに、人口増に対応した住宅建設に必要な資源はすぐに足りなくなる、という試算もあり、鉄は後数十年で枯渇するとも言われています。日本ではスクラップ&ビルドが繰り返され、裕福な先進国であるため、地球規模の資源枯渇は実感が生まれにくい現状があります。今、壊される建物の中には現在作るのが困難であったり、高価な「ムラのあるタイル」「人造大理石」などが使われていることが多くあります。

・衣食住の「衣食」だけでなく「住」の地産地消
(山から木や石を切出すのではなく、壊される建物や未利用の資源を使う)
日本では昔から古民家や寺社仏閣を中心として、建物を綺麗に解体して部材を再利用することは伝統的に行われてきました。ReMaterialsは首都圏の建物から、生産時にエネルギーの多くかかった金属や石、タイル等を中心に救出し、必要とする方に届ける仕組みを作っています。新陳代謝が早く、解体される建物の多い首都圏は大きな採掘場と捉えることもできるのではないでしょうか。

・材料の顔(背景)が見えることの価値
食べ物の産地を気にするように、衣服がどこで作られたかを気にするように、私たちの暮らす空間をかたちづくる材料がどのような背景を持っているかを知ることは、私たちの生活を豊かにします。新しい山から新しい石を採掘するのではなく、私たちの身近にあり、そのままでは粉々にされて捨てられてしまう材料に新たな物語を与えたい、と思っています。

 

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

アメリカでは、大都市に2つや3つリサイクル建材店があります。DIY文化も根付いているため、建物をリノベーションしながら長く使うことが当たり前となっています。欧米は石造の文化であり、日本は木造、そして地震が多くあることも踏まえると、人々の間に根付いた「スクラップ&ビルド」の価値観はなかなかなくならないとも思います。

ただ、昨今のリノベーションやエイジング加工の流行りを考えると、古い建物から救出された価値のある材料を求めている人のニーズはあると実感しています。土地が高い首都圏では、アメリカのリサイクル建材店のような大きな店舗を持つことは現実的でありません。日本の首都圏だからこそ、大きな倉庫を持たずに、未利用な資源を直接必要な方につなぐ仕組みができると考えています。

これまでの活動実績

解体される建物と救出する人をつなぎ、救出した材を販売する

解体されてしまう建物と救出を希望する人をつなぐ活動、救出した材の販売を行っています。

また、救出した材を使ったリノベーションデザインやインテリアデザインも行い、材料がどのように生まれ変わるか、情報発信をしています。

一緒に参画いただける方募集中!

  • 連携メニュー(法人・団体)

    各種連携またスポンサー  ex.倉庫,運輸

  • 寄付

    解体されてしまう建物情報、使っていない土地等…

  • プロボノ・ボランティア

    私たちの活動に共感していただけた方、一緒に何かしてみたいな、という方、ご連絡ください。

アクションリーダー プロフィール

春日井 暁子

Re Materials 代表/
横浜生まれ、育ち。千葉大学大学院建築学科卒業後、2010年大林組に入社し、病院、保養所、オフィス等の新築、改修のデザインを手掛ける。2017年10月、多くの建物が目の前で壊されていく現状を前に、スクラップアンドビルドではない価値感の創生に携わりたいとの思いから、建材リサイクルを行うRe Materialsの活動を開始。一級建築士。

団体/企業詳細

活動地域
  • 日本

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