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中東シリアを「知らない国」から「いつか行きたい」国にする

Piece of Syria

実行中

更新日:2021.06.24

紛争によりパズルのPieceのようにバラバラになってしまったシリアを再びPeaceにしていくため、シリア国内の教育支援と平和教育活動を行なっています。

シリアと聞くと「戦争」「怖い」というイメージを持っていませんか?しかし私が滞在していた2010年までは日本よりも治安が良く、落とし物は全て返ってきました。歴史・文化・暮らしもとっても豊かで、自給率も100%超えで安くて美味しい野菜・果物で作るシリア料理は美味しくて有名!何よりも信じられない「おもてなし」に魅了された人は数知れません。

しかし2011年3月から今も続く戦争で、すぐに行くことはできません。けれども、まず知ることはできます。中東シリアを「知らない国」から「いつか行きたい」国にしたい。「かわいそうだから」ではなく「大好きで行ってみたいから、応援しよう!」という文化をつくりたい。そのためにできることを皆さんと考えていきたいです。

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目指す社会のあり方、ビジョン

●シリア=「平和で豊かな国」?!

ピースオブシリア代表の中野貴行です。僕は、2008年〜10年に、シリアの北部の田舎に滞在し、青年海外協力隊として、母子保健の活動に従事しました。

皆さんは、シリアと聞いてどんなイメージを持たれますか?「戦争」「難民」「テロ」など、危険で怖いイメージの方も多いかと思います。しかし、僕が青年海外協力隊としてシリアで活動をしていた2008年から2010年、シリアは日本より治安が良く、データによると、なんと日本の20倍安全なほど。

バスに乗ると、隣のおじさんが僕のバス代をいつの間にか払っていて、「日本から来てくれたんだから」と笑顔で言ってくれることも、喉が渇いた時には近くにある家をノックすると、水やお茶だけでなく、ご飯をご馳走してくれた上に泊めてくれようとしてくれたことも、一度や二度ではありません。紛失したカメラも、携帯電話も、腕時計も、現金の入った手帳さえ、すべて返ってきました。その背景には、給料が安い仕事をしていても、庭付きの3LDKの家に住み(リビングは20畳!)、ご飯に困ることなく、5人の子どもを育てられ、学校に行かせることができるような、豊かな生活がありました。

●大学まで無料で、就学率99%。当たり前だった教育は「贅沢品」になった

小学校から大学まで無料で、就学率も97%。小さな村でも小学校があり、字の読み書きの出来ない女性が村にいたら、識字教室が開かれて、無料で読み書き計算を学ぶことができました。それほどしっかりした教育制度があったシリアが今、戦争の影響によりシリア全土の就学率は50%まで低下し、シリア第二の街アレッポでは6%と言われています。わずか5年の出来事です。

この理由のひとつに、先生たちが家族のために、国外へ避難せざるを得ないことがあります。先生たちに給料が支払われていないことがあったり、物価の上昇(この5年で野菜など生活必需品の値段が20〜100倍に上がっている)もあり、先生たちも自分の家族がいるので、彼らを養うことは簡単ではありません。これ以上、給料が支払われない場合、家族のためにシリアを離れてしまい、シリア国に残った子ども達が教育を受けられなくなります。

シリアの平和のために、我々ができることはなんだろう?

シリアの人たちを訪ねて、日本に帰ってきたのが2016年の3月。帰国前も後も、「僕に何ができるだろう?」と何度も考え、悩みました。そして、シリア国内の教育支援と、シリアを伝える啓発活動のために、【Piece of Syria】という団体を立ち上げました。

【Piece of Syria】という団体名には、「ひとかけらを、ひとつなぎに」というコンセプトに、一人ひとりの力を合わせて、パズルのピースのようにバラバラになってしまったシリアを一つにし、Peaceにしていきたいという想いを込めました。

平和な頃のシリアの田舎に2年間住み、かつ中東・欧州のシリア難民を訪ねた日本人は、私以外いませんでした。なので、シリアの人たちの「今と昔」を伝えることは、私のできることです。地元の大阪を中心に、全国で写真展や学校での講演会をして、5000人の超える人たちにシリアの魅力を伝えてきました。新型コロナ以降はオンラインでのイベントを定期的に開催をしています。

小さな力かもしれません。ですが、世界を変えるのは、いつも誰か「ひとり」の小さな一歩からです。戦争が終わり、彼らが自立するまで協力活動は続ける、その第一歩として、このプロジェクトを始めました。そして、シリアと日本の架け橋となる活動にしていきます。1日10円からできる支援の先に、子ども達が夢を描ける未来があります。僕らは微力かもしれませんが、無力ではありません。小さな行動の積み重ねこそが、世界を変えるチカラになります。一緒に、その一歩を踏み出し、子ども達に希望を届けましょう!

アクションリーダー プロフィール

中野 貴行

Piece of Syria 代表/
2008-10年、青年海外協力隊としてシリアで活動。2015年から難民となったシリア人の話を聞くために中東・欧州を10か国を訪れ、2016年にPiece of Syriaを立ち上げる。

団体/企業詳細

団体名
  • Piece of Syria

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