「健康=我慢」を覆す、完全栄養食の味噌汁をサブスクで。フードテックベンチャー「ミソベーション」
株式会社MISOVATION
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
予防医療にイノベーションを。
薬の代わりに味噌汁を飲む世界を目指して。
「もともと好きだった食への関心」「重度の認知症となった祖父の介護経験」から栄養学に興味を持ち、大学時代に栄養士免許を取得しました。しかし、私自身も会社員として日々がむしゃらに働く中で、健康的な食事を継続することの難しさを日々痛感してきました。
自炊は時間がもったいない。とはいえ外食は高カロリーなものばかり。太ってしまったことをきっかけに、本格的に食事を見直しました。サラダチキン、コンビニのサラダ、コールドプレスジュース、完全食。これまで様々なダイエットメニューや健康食品を試しましたが、どこか味気なかったり、薬のような印象を持ってしまい、継続できない。栄養士である私ですら健康管理が難しい状況の中、会社の同僚も同じ課題を抱えていました。
ある日、「世界で一番健康的な料理とは何か」を考えた際に第一想起されたのが味噌汁でした。
豆腐と味噌が入っているからタンパク質が豊富。どんな野菜にも合う。何より日本人の舌に馴染みのある「うま味」が豊富で、心がホッとする。それでいて、糖質と脂質は少ない…。めちゃくちゃ美味しい味噌汁を毎日飲めば「健康=我慢」を覆せるのではないか?と感じたことが開発のきっかけです。
MISOVATIONでは栄養素だけでなく味や素材にもこだわり「心の満足感が得られるヘルスケア」を目指して商品開発中です。
日本人が日本人らしく健康であるために。薬の代わりに味噌汁を飲む世界を目指して。味噌汁で予防医療にイノベーションを起こしていく「MISOVATION」、いよいよはじまります。
アプローチの方法
完全栄養食・味噌汁の冷凍食品を開発
ミソベーションは、高たんぱく質、高食物繊維、ビタミン・ミネラル25種類含有、低カロリーで栄養価に優れています。さらに味噌は発酵食品として腸内環境を整える効果があり、糖質は少なく、高血圧予防効果のエビデンスも出始めているそうです。
全国各地の味噌蔵から厳選された味噌が月替わりで使用され、さらに豚バラ肉、かぼちゃ、ブロッコリー、にんじん、大根、揚げなす、しいたけ、小松菜、豆腐などの具材がざくざく。出汁の味わい深さとコクのあるスープは、味噌汁や豚汁とも一味違って美味しく、少食の方なら一杯でおなかいっぱいになる満足感があり、置き換えダイエットに最適です。
健康意識が高いけど美味しさも妥協したくない方や、今までの健康食品にある種のディストピア感をおぼえていた方から高い評価をいただいています。
味噌蔵を紹介するフライヤー「MISO TIMES」制作
日本全国には1200の味噌蔵があると言われています。味にはうま味、甘味、塩味の3つのベクトルがあって、それぞれ異なります。選ぶのが難しいほど、味とストーリーに多様性があるのが味噌の面白いポイントです。
それぞれの味噌の魅力を伝えるフライヤー制作し、商品とともに同封しています。
今後のマイルストーン
1.常温化
今は冷凍食品ですが、フリーズドライ製法で常温保存できる商品を開発しています。重さも価格も輸送費も下げることができます。
2.海外進出
海外での日本食のプレゼンスは圧倒的で、成長するなら海外です。常温化すれば海外も狙えます。
3.新サービス「クラフト味噌汁」の販売
クラフトビールの味噌汁版。味噌蔵の皆さんが作っているフリーズドライのクラフト味噌汁があるのですが、実はまだあまり認知されていません。そこで、お客さんの味の好みと栄養状態に合わせてパーソナライズする新しい仕組みを作ろうとしています。
アクションリーダー プロフィール
- 斉藤悠斗
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株式会社MISOVATION代表取締役 / 栄養士 / TSG2020セミファイナリスト
1994年生まれ。宮崎県出身。栄養士。東京農業大学応用生物科学部にて栄養学を学び、研究室ではうま味に関する研究に従事。大学卒業後、カゴメ株式会社、株式会社リクルートキャリアにて勤務。「重度の認知症となった祖父の介護経験」「味噌の国内需要が減り伝統的な味噌蔵が減少している現状」がきっかけとなり、味噌を通じた食の予防医療推進を行うべく2021年に株式会社MISOVATIONを創業。
団体/企業詳細
- 団体名
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- 株式会社MISOVATION
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