美酒と美肴のマリアージュセットで豊かな人のつながりと食卓を実現
株式会社エフライフ/fukunomo
アクション詳細
現状とビジョンのギャップ、課題の構造
1970年代をピークに減少が続く国内の「日本酒離れ」。この傾向は業界全体の課題ですが、福島県では東日本大震災や原発事故以降、県産酒へのイメージに対する風評が追い打ちをかけました。
いまでは、史上初の全国新酒鑑評会金賞受賞数6年連続日本一に加え、2017年度の県産酒輸出量は2013年度の1.6倍に達するなど蔵元の販売戦略に成果が表れていますが、今後人口減少がさらにすすむなかで、新しい日本酒ユーザーをどう取り込んでいくか、県産酒の消費をどう伸ばしていくかは大きな課題となっています。
アプローチの方法
福島県内には約60の酒蔵があります。酒蔵という代々商売 をしている会社が、その時代に合わせて柔軟に自らを変え、進化し続けることは大きな困難を伴うなか、福島県では、県産酒自体の付加価値を高めていくために、蔵元同士が酒造りの「技術」を共有していることが大きな特徴です。その技術を共有し刺激しあうことで、次世代を巻き込みながら切磋琢磨し、酒質の向上に長年努力を積み重ねてきたのです。
私たちは、こうした「造り手の想い」を消費者の方々にお届けすることが、さらなる福島県産酒の付加価値やブランド力の向上につながると考えています。そして、消費者の方々が日本酒それぞれの特徴や違いを知り、より「食」を楽しむことができると考えています。
fukunomoがお届けするのは、老舗・実力派酒蔵の選りすぐりのお酒と、蔵人自らがセレクトした自分のお酒に一番合うおつまみ。そして、造り手の想いやおつまみのレシピを掲載した情報誌のセットです。「福島からあなたへ~美酒と美肴のマリアージュ」をコンセプトに、おつまみには生鮮食材を必ず一つセレクトし、酒蔵の想いとふくしまの旬が100%伝わる組み合わせをお届けしています。
地元ならではのネットワークを駆使して、知る人ぞ知る小規模な蔵や有名な老舗酒蔵のほか、県外ではなかなか手に入らない小さな実力派の蔵のお酒や有名酒蔵の限定酒などをお届けすることで、福島の新たな魅力の発信にもつながっています。
今後のマイルストーン
お酒はもともと、地域のさまざまなものをつなぐ、その中心となる存在。fukunomoは、酒蔵との距離が身近に感じられるだけではなく、「人と人との縁」をつなぐサービスでありたいと考えています。現在の会員の8割は県外です。fukunomoをきっかけに、会員の方々に、福島の酒蔵に実際に足を運んでいただくなど、「酒ツーリズム」への展開も視野にいれ、地域の資源や人々をつなぐ存在となることをめざしています。
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アクションリーダー プロフィール
- 小笠原 隼人 (おがさわら はやと)
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株式会社エフライフ 代表取締役社長
1984年生まれ。埼玉県所沢市出身。一橋大学商学部卒業。大学時代は、複数のベンチャー企業でのインターンシップや学生団体の代表を経験。大学在学中に母を亡くしたことをきっかけに、(当時)葬儀・お墓などの葬送のサポート事業を行う、アクトインディ株式会社に入社。2012年 8 月に、郡山市に移住し、子どもの悩み相談ダイヤルを行うNPO「チャイルドラインこおりやま」の事務局長に就任。2015
年より一般社団法人ふくしまチャレンジはじめっぺの事務局長に就任し、福島からチャレンジをする様々な人々のサポートを行う。2017年に「株式会社エフライフ」を設立。地酒とおつまみのサブスクリプションサービス『fukunomo』編集長や、地酒飲み放題の飲食店『ローカルスナックSHOKU SHOKU FUKUSHIMA』店主として、毎日、かなりの呑んでいるが、下戸体質。
団体/企業詳細
- 団体名
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- 株式会社エフライフ/fukunomo
- 活動地域
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- 福島県
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