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気仙沼の小漁(沿岸漁業)の漁師と漁業文化を守りたい

一般社団法人FishMarket 38

実行中

更新日:2019.07.31

気仙沼周辺には多くの小漁(個人で小舟で漁をするスタイル、こりょう)の漁師がいますが、高齢化に加え3.11の震災が拍車をかけ、漁師の数は減少。漁師がいなくなり、漁協に根差した地域の文化も失われてしまう、少しでも長く漁を続けてほしい、そんな思いからFishMarket38を2015年7月に設立しました。(2014年設立のFishMarket 38有限責任事業組合より移行)

小漁の漁師の中には市場まで漁獲物を運ぶ手段がない、漁獲量が少なく市場に出荷できない等の理由から漁獲物を現金化できない方もおり、私たちはそのような漁師の漁獲物を集荷に行くことで漁師がいつでも安心して販売できる仕組みをつくり、少しでも長く漁を続けていける環境をつくりたいと考えています。

買い取った漁獲物は水槽で一時保管し、県内外の飲食店や市場などに出荷することで法人の経営基盤を作ると同時に、地元食材のPRに取り組んでいます。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

漁師の生きがい且つなりわいである小漁が存続し、次世代の担い手も育つ社会をつくりたい。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

  • 漁業者の高齢化は加速の一途をたどっています。今後、この地に担い手が育つのかが鍵となっていますが、一事業者で取り組むには大きすぎる課題のため、今後の事業展開や協力できるステイクホルダーが存在するか模索中。
  • 人材不足により、なかなか新たな展開の模索に手が回らない状況。特に夏・秋は漁獲量が多く、日々の業務がに追われている。

アプローチの方法

■ 海産物の卸業

FM38°では、漁師から買い取った活魚を水槽で一括保管し、新鮮な状態で客様へ提供する事業を行なっています。活締めで出荷するため鮮度を保てるのはもちろんのこと、生簀で泳いだ魚はストレスが軽減され、身質の状態も良く保たれるという高い評価をいただいています。なお、市場に卸すだけでなく、首都圏の飲食店などにも直接販売しています。

今後のマイルストーン

現在は漁業者からの活魚の買取業務と販路拡大などに尽力することで精一杯の状況。

一緒に参画いただける方募集中!

  • JOB(委託・パート・雇用)

    アルバイトは随時募集中。 また、水産卸業の経営や地域の水産の仕組みづくりに興味がある方も募集しています。 働き方や雇用形態などは別途相談して決定いたします。

アクションリーダー プロフィール

福田 佳代子

大学卒業後、スマトラ島沖地震による津波の被災地であるタイのパンガー県にてボランティア活動に従事し、被災した方々の制作するクラフト品の販売のサポートを主に行った。その後キルギス共和国でJVCの村落開発普及員として活動。地域の女性たちに織物を指導し、商品制作と販路拡大を行った。その際に、地域活性には経済活動の要素が欠かせないという考えに至り、一旦一般企業で営業職を経験した後、国際協力NGOに入職。同団体の活動拠点の一つであった気仙沼に赴任。現在に至る。

団体/企業詳細

団体名
  • 一般社団法人FishMarket 38
活動地域
  • 宮城県気仙沼市

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