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【開催レポート】高校の授業で、社会課題解決中マップを活用したワークショップを実施。一人ひとりのアクションへとつなげる!

都立第四商業高等学校

実行中

更新日:2022.12.23

学校の授業でも活用されることが多い「社会課題解決中マップ」。ここでは都立第四商業高等学校の授業にて、実際に本サイトが活用された時の様子をご紹介します。

2022年10月、3年次の「ソーシャルビジネス」をテーマにした授業にて、社会課題解決中マップを元にしたワークショップを実施しました。複数回にわたるシリーズ授業のスタート時の活動です。

31の社会課題の中から各自気になるテーマを選んだ後、困っている人の姿を具体的に想像してもらい、10年後のその人の姿をシートに書き出すなど、さまざまな取り組みを通じて社会課題についての学びを深めていきます。

今後は調査を行い、自分たちのアクションプランを立案。小さく実践を始めてみることの「根っこ」になる時間です。

この記事ではワークショップの流れをご紹介します。学校教員の方はぜひこちらを参考にしていただき、授業のヒントとしてご活用いただければ幸いです。

キーワード

アクション詳細

アプローチの方法

■ワークショップの流れ:

1.関心あるテーマや自分の思いに気づく(40分)

 A. 社会課題テーマの自分ごと化
 ・社会課題解決中マップのご紹介 (5分 )
 ・個人ワーク:31のテーマから関心あるテーマを選ぶ(10分)
 ・グループワーク:どうしてそのテーマを選んだかを、グループに対して説明する(10分)
  - クラスメイトに対して理由を話すことを通じて自分の中の関心や思いに気づく

 B. 創りたい未来を描く
 ・選んだテーマについて、自分が思い描いているペルソナ像を具体的に書き落とす(10分)
   – 現状と、あなたの望むペルソナの10年後の未来を書く


2.チーム形成(25分)

 ・サイレントウォーク1回目(10分)
  – 互いに紙を見せて、チームを組んで見たい人と座り、どんな協働が出来そうかを話し合う
 ・サイレントウォーク2回目 (10分)
 ・本チーム形成(3~4人で合計3チーム)(5分 )


3. 先駆者や類似の取り組みを調べる準備をする(20分)

 ・気になる起業家を社会課題解決中マップから選び、なぜ気になるかをグループでシェア(15分)
 ・インタビューに向けてアドバイス(5分)
  – 事前リサーチ、質問リスト作成、自分達だったらどうするかを仮説として持っておく、など

ワークショップの狙い

1)関心あるテーマや自分の思いに気づく
まず、社会課題解決中マップを見ながらグループでディスカッションを行うことで、自分の関心がある社会課題を見出すことが狙いです。「何が興味あるか」「何にワクワクするか」という自分自身の軸を明らかにすることで、他人事ではなく当事者意識を持って社会課題に向き合い、今後の取り組みにつなげていくことができます。

2)先輩起業家や社会課題当事者の声を聞く
社会課題解決中マップを通じて、自分の関心のある社会課題に既に取り組んでいる人の事例を学びます。そして、ただのネット上のリサーチで終わらせるのではなく、先輩起業家や、課題当事者と直接話すことを目指します。インタビューを通じて深掘りし、社会課題を立体的に理解することが狙いです。

3)自分たちのアクションプランを発表する
今後の授業では、これまでの学びを具体的なビジネスプランやアクションプランに落とし込み、発表会を行う予定です。学びだけで終わらせず、最初の一歩を踏み出して次なる行動へとつなげることを目指します。

アクションリーダー プロフィール

都立第四商業高等学校

昭和15年に東京府立第四商業学校として設立され、昭和23年学制改革により東京都立第四商業高等学校となりました。昭和61年に情報処理科を設置し、高度情報化社会で主体的に貢献できる人材の育成に努めてまいりました。

その後、平成30年にそれまでの商業科・情報処理科を『ビジネス科』に学科改編し、ビジネス教育を中心とした様々な教育活動を通して、コミュニケーション能力の育成に努め、これまで以上に思考力、判断力、表現力を磨き、グローバル社会で求められる様々な能力を身に付ける教育を推進し、人間性豊かな生徒の育成に取り組んでおります。

今年、創立82年の歴史を有する商業高校です。昭和から平成そして令和と、本校に学び、巣立った卒業生は2万2千411名に達し、実社会の様々な分野で活躍しています。

団体/企業詳細

団体名
  • 都立第四商業高等学校

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