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発達障がい児の好きを発見するマッチングサービス「Branch」

Branch

実行中

更新日:2018.08.21

Branch(ブランチ)は、アスペルガー症やADHD(注意欠陥・多動性障害)などの発達障がい児と、その子供達が興味を持っている分野の学生や専門家などをマッチングさせ、発達障がい児の可能性を伸ばすWEBサービスです。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

 

 

 

「好き」で自信を創り、「好き」で社会とつながることで、発達障がい児の孤独をなくし、可能性を伸ばす

私の息子は、小学1年生の頃にアスペルガー症候群/ADD(注意欠陥症)と診断されました。アスペルガー症候群の特徴でもある相手の態度などを見ずに正論を話し続ける傾向があったため、息子は学校で変人扱いされ、学校に行くのを嫌がる時期もありました。ただ、私としてはそれも個性と感じておりましたし、何よりも興味関心分野には異常な集中力を見せることや、言語に関しては非常に高い知性を感じていたのでそこを伸ばしてあげたいと思っていました。

以前に、東大生の方が自分の1日を50円で売るという企画をしたブログを拝見しました。それに対して岡山県のあるお母さんがオーダーしたことが「PDDの自分の息子と会話して欲しい」という事。

ブログを拝見すると、そのお母さんのお子さんはPDDで学校には友達が少ないが、一方その知能レベルは中学数学まで解くなど突出しており、そろそろ母親の自分でも追いつかなくなってきたため、東大生に話して欲しいとの事でした。

それを読んで、そういえば自分の息子も昔からレゴが好きで、東大レゴ部に入りたいと言っていたのを思い出し、私は息子を連れ東大の文化祭で憧れの東大レゴ部の方に会いに行きました。

息子はそれを非常に喜んでいて、私はその時、「あ、こういうことを自分たちが得意なインターネットサービス開発でやればいいんだ」と、思い、Branchを立ち上げました。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

発達障害とは?

発達障がいとは第四の障がいと呼ばれる新しい障がいで、見た目などは健常者と変わらず社会的スキルなどが足りずに生活に支障を起こす事が多い障がいです。発達障がいの子は自分の興味関心の強い特定分野において、人並み以上の集中力や能力を発揮します。

しかし一方で、コミュニケーション力が乏しいため、学校で友人がいなかったり、興味対象外のものは著しく成績が悪かったりなどの理由で自信を付ける機会が少なくなってしまい、その能力を発揮することができなくなっているのも事実です。

また、相手の気持ちはあまり理解できないので正論を話し続け、それがまた言葉が発達しているため相手を言い負かしてしまい、嫌われてしまいます。

私たちのゴールは、そんな発達障がい児たちの孤独を無くし、その可能性を伸ばすことです。発達障がいの子供たちが、自分に自信をもって、自身のもつ可能性を存分に伸ばすことのできる環境を作っていきたいと思っています。

保護者の方が困っていることとは?

約100人程度の発達障がい児を持つ親御さんに会って話を聞きました。その結果、大きく3つの困りごとを抱える方が多くいらっしゃいました。

1)障害に対する社会保障などの実際的な情報が足りない

2)ソーシャルスキルが足りず社会に溶け込めない

3)好きなことを伸ばしたいが受け入れ先がない

子供が社会に溶け込むようなトレーニングは行っている方は多いですが、自分の子供の突出した好きなことをどのように伸ばす環境を創れば良いか、そしてその好きなことをもって自信をつけさせるにはどうすれば良いか課題に感じている方が多かったです。そこで、Branchでは3つ目の「好き」なことを軸にしたマッチングサービスを行うことにしました。

 

アプローチの方法

Branch room:発達障がい/不登校の子どもさん向けの「好きなことを見つける/伸ばすこと」に特化した、全く新しいフリースクール

Branch:発達障がい/不登校の子どもさん向けの「好きなことを伸ばすこと」に特化した、ご家庭へのご訪問/ビデオチャットでの1対1サービス

Branchには、個性豊かなさまざまなバックグラウンドを持つメンターがいます。ぜひこちらをご覧ください。

こちらのパンフレットに詳細を掲載しております。ぜひご覧ください。体験プログラムも実施しています。(詳細は公式サイトをご覧ください。)

 

一緒に参画いただける方募集中!

  • 寄付

    Branchでは、寄付をしていただける企業・団体・個人の方を募集しております。ご関心のある方は下記メールアドレスよりお問い合わせください。

  • 連携メニュー(法人・団体)

アクションリーダー プロフィール

中里祐次

2007年、早稲田大学卒業後、㈱サイバーエージェント入社。子会社の㈱サイバー・バズにて広告クリエイティブのディレクションを担当し東京インタラクティブ・アド・アワード受賞。広告プランニング/商品開発経験後、子会社の㈱プーペガール取締役に就任。その後Amebaにて、ソーシャルゲームのスマートフォン対応、プラットフォームのオープン化担当、プロジェクト責任者などを経て独立。
2013年11月にWOODYを創業。

団体/企業詳細

団体名
  • Branch
活動地域
  • 全国

応援メッセージ

  • ヤフーニュースで見ました。

    2019.10.24

  • 子供が二人発達障害です。ヤフーニュースで見ました。うちの子はえをかくことがとても好きでコピックペンを使いながら作品を毎日書いています。ですが教えて下さる先生方が見つからず独学でやっており本人は習いたいと言いますが受け入れが無い状態です。このサービスは、子供は勿論のこと親も救われます。どうか、長く続けて欲しいです!頑張ってください

    2019.10.24

  • 昨日NHKの番組を少しだけ視聴させていただきました。私は普段発達障害のお子様に携わる仕事をしています。その中で悩んでいたことが中里さんの考え方を知りこれだと確信しました。私は栃木県在住ですが同じ取り組みを栃木県でできないかなと考えています。できればお仕事を詳しく知りたいのでどうすれば良いのか相談にのっていただきたいです。宜しくお願いします。

    2021.10.18

  • がんばれ

    2023.09.16

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