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モバイルモジュールを活用し、まちの中にワクワクドキドキが溢れる居場所を創りたい!

Bībā

アイディア段階

更新日:2019.09.12

「循環型のまちづくり」が積極的に行われている南三陸町で、「循環」をテーマにケンチクを使ってプロダクトの開発と、それを活用した場づくりに取り組んでいます。具体的には、三陸の森と海の文化に着想を得た、車両型のモバイルモジュール「(仮称)MINAMISANRIKU フィッシャーマンズハウス 」を開発を構想しています。そして、そのプロトタイプの製造を予定しています。

このプロダクトは車両型でモバイル性が高いため、海の家のようなポップアップ的な手法でコミュニティ醸成や経済活動を促すことを想定しています。ハコモノをつくるのではなく、モバイルモジュールが町中を循環し、そこで行われるイベント等のプログラム自体も循環する、そんな「循環」が生み出す非日常空間を創り出します。モバイルモジュール自体も自然資源からできた「自然に還る」建築となっており、多様な面で「循環」を目指しています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

生物の多様性を育み合う社会

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

  • プロトタイプ製造の資金調達が想像より難しい。
  • 現状は市街地に地域の人たちが滞在する居場所がまだ少なく、目的や用事がないと行かない場所になってしまっている。もともとは職住一体型のライフスタイルだった為、新しいライフスタイルを営んでいる地域の方々に、どのような場を創っていけば良いのか沢山の声に触れる必要を感じている。

アプローチの方法

事業コンセプト

海の町という印象がとても強い南三陸町ですが、町の8割が森林で覆われています。海と山の密接な関係の中で自然循環を繰り返し成り立っている三陸地域は、やませによるミネラルを含んだ海風を沢山受けることで、良質な木材が育つと言われています。

そして昔の南三陸町には、木造船を創ることができる船大工さんが数多くいたと聞きます。今ではFRP船が主流となってはいますが、技術に長ける造船関連の文化や技術・人々に着眼し、プロダクトの開発に着手しています。具体的には、FSC認証を取得し且つ、美人杉とも言われる南三陸杉を中心とした森の資源に造船で活用されてきた素材や技法・技術、人々を掛け合わせて、ここにしかないプロダクトを創ります。また、車両型でモバイル性が高い形式のため、ゆくゆくは海の家のような期間限定でのお店等、フレキシブルな使い方をしてもらいたいです。

将来人口が減れば町内のプレイヤーも少なくなり、空き地が目立ったりコミュニティが気薄になる課題が予測される中で、モバイルモジュールを起点にポップアップ的な手法でコミュニティ醸成や経済活動を促すことができないかと模索しています。

そしてこの事業を行うことで、南三陸町が掲げる、人も自然もあらゆる資源が循環する『森 ひと いのちめぐるまち』実現を推進していきます。

運用方法

運用の仕方として二つ考えています。

一つはさんさん商店街付近の南三陸町の中心市街地に設置し、小さな挑戦の種を育むチャレンジスペースとして、小屋や家具、植物がある原っぱみたいな空間を創って運用したいと思っています。市街地には地元の方々の滞在する場所がまだまだ少ないという課題もあるので、地域の高校生たちやボランティアの方々を通じて南三陸町に愛着を持ってくださっている方々と一緒に場づくりをしたいと企画しています。

二つ目は一時的に観光客が訪れる海沿いや登山コースに設置し、期間限定で起業家の方々のチャレンジショップとしてお店を出したいと構想しています。モバイルモジュールが町中をぐるぐる旅しているような景色を創って、僕たちに関わってくださる方々にワクワクドキドキを届けたいと思っています。

今後のマイルストーン

モバイルモジュールを活用して、

南三陸町の中心市街地に原っぱのようなチャレンジスペースを整備する。
人の賑わいがすでにある場所を中心にポップアップショップをひらく。起業家の方々をマッチングして、新規商品や販売体験が積める、チャレンジショップとしたい。

必要なリソースや提案したいこと

お試しレンタルで借りてくださる方

完成したプロトタイプを数ヶ月お試しで借りて、活用してくださる方を広く探しています(宮城・岩手の沿岸地域中心に探しています)。その際、頂いたご意見を開発に反映していきたいと思っています。

一緒に参画いただける方募集中!

  • プロボノ・ボランティア

    広報的な戦略がまだまだ弱く、HP等もまだない状態です。。そのため、デザイナーさんやセミプロの大工さん等の一緒にものづくりが楽しめる人を求めています!

アクションリーダー プロフィール

羽根田 将宏

仙台市生まれ、22歳まで福島県福島市で暮らしていました。両親ともに農家の家系で、父方の実家は桑折町でももやリンゴを育てていた果樹農家さんでした。逆に母方は現在の茨城県大洗町で海沿いまちで育ち、海の文化を少しブレンドした形で生まれました。福島市で、21歳の時に震災を経験しました。今までに感じたことがないほどの量の感情を一気に体感した感覚は、今でも忘れられません。就職を機に関東で約6年間暮らし、子ども施設の設計業務やプログラミング幼児教育等の現場のお手伝い(ほぼ遊び)、発達障がいをもつ方々とのグループホームでの共同生活の中で、遊びが生み出すワクワクドキドキと、偏りや個性を活かし合うおおらかで温かな世界に出会いました。

2018年1月からNext commons Lab 南三陸町に起業家として参画する形で南三陸町に移住し、車両型のケンチクの商品開発に従事しています。動くケンチクを使って、地元東北でワクワクドキドキがいっぱいの遊び場のような、良質なカオス空間を創りたいと考え、モバイルモジュール事業の立上げに尽力しています!

団体/企業詳細

団体名
  • Bībā
連携パートナー
  • 南三陸町、Next Commons Lab 南三陸町、合同会社MMR
活動地域
  • 宮城県南三陸町を中心とする岩手・宮城県圏域

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