高校生一人ひとりの「わたし」からはじまる学びをサポートする。
一般社団法人ウィルドア
ウィルドアは、「一人ひとりが自分の想いに従って、社会と共に生きられる未来」を目指し、キャリア教育及び地域活性の分野で活動を行う団体です。
今回は、学校・地域連携でのモデル構築事業について紹介いたします。神奈川県横須賀市にて、高校生一人ひとりの「わたしからはじまる学び」をサポートするため、高校への地域資源のコーディネートや、起業体験プログラム「アントレチャレンジ」、企業の課題解決を探究する人材育成プログラム「よこすかラボ」などを展開しています。
「よこすかラボ」は、横須賀で若者の可能性を解き放つことを目指し、学校・地元企業・NPO・行政が連携して「横須賀をもっと面白くする」様々な世代を超えた探究(≒課題解決・アイデア創出)コミュニティを創り出すプロジェクト。“探究人口”を増やすための教育環境を創り出すことで、一人ひとりの人生を豊かにするとともに、持続可能な社会づくりに貢献していきます。
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
一人ひとりが、”自分”と”社会”とともに、在りたい姿に向かえる未来
学校内/社会を行き来しながら、自ら選び、学び、変わるを繰り返し、「在りたい姿」へ向かっていけるような環境づくりに取り組みます。
横須賀で、大人も中高生・大学生も共に学び合う探究コミュニティの拡大
高校生・大学生のうちに、自分の在りたい姿やほしい未来について考え、自らいっぽ踏み出してみる体験を横須賀を舞台に提供します。その体験より多くの人に届けるために、学校外にも自然に出会いや挑戦の機会が得られるような仕掛けや、高校生・大学生と共に大人・企業・自治体にとっても新たなアイデアなどの価値を得られる仕掛けを創り出したいです。
特に、中学・高校を中心に学びの在り方が変わる中で、学校の中にとどまらず学校外に飛び出し社会の創り手として地域に関わるという経験の出来る舞台を地域に創ることは非常に重要だと考えています。横須賀で地域全体を学びの場に変え、そこから未来を幸せに生き抜ける人を育んでいく郊外地域での一つのモデルを創り出すことが現在の目標です。
現状とビジョンのギャップ、課題の構造
その上での現在の課題としては、どのように事業として持続する財源を確保するのか、どういう組織を作るのかということについて絵を描ききれていない事が挙げられます。
40万人の都市とはいえ、大企業が少なかったり行政予算も潤沢ではなく、なかなか教育・若者支援に事業予算を獲得する術を7年色々と試行錯誤をしていても活路を見出しきれていません。
プロトタイプとして企業の若手社員研修として高校生・大学生と地域の課題を探究するようなプログラムを実施するなどを始めていますが、企業の規模として単価が比較的上げづらく、担当する社員の雇用をするまでの規模に引き上げる事業規模を拡大させるまでの目処が建てられず、十分な体制が創れないために事業成長のスピードが遅い状態です。
想いと、ざっくりした絵だけはある状態から脱することがなかなかできずにいるというのが現状だと捉えています。
ローカルベンチャーラボへの参加と今後について
教育や非営利団体だけに閉じない様々なバックグラウンドをお持ちのプレイヤーの皆さんとの出会いや学び合いの中から新たな事業の活路を見出すこと、そして事業を創るということを改めて様々な先輩から学び直しながら目の前の業務に必死になるだけでなくより大きな絵のもとに事業を構築していく時間を得ることを期待し、参加したいと考えました。
もともとはまちおこし・地域活性化の界隈で様々な方にお世話になっていましたが、ここ数年は教育の業界に身を置き流れてくる情報も教育に関することに偏っていることに危機感を持っていました。教育を変えていく上で、教育だけを見るのではなく地域・地方創生の視点であったり、異なる観点で捉え直すことは自身の今後の活動の強みになると考えています。
また起業して7年になりますが、事業を創るという体験は何度もしているものの、より持続的によりインパクトのある形のものを創る上で、足りない視点がたくさんあるように感じておりました。しかし、目の前の事業に囚われなかなか学ぶの時間を確保したりその術を考えることがしきれていないことにも危機感を感じておりました。改めて自身の経験にとらわれることなく、事業を創るということを再度この機会に学び、そこからより良い今後の事業を改めて描き直すことをこの機会にしたいと考えています。
アクションリーダー プロフィール
- 竹田和広
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一般社団法人ウィルドア 共同代表理事
地域教育コンサルタント
<経歴>
北海道で幼少期をすごし、その後神奈川県で育つ。
2011年神奈川県立柏陽高校卒業
2014年 慶應大学商学部所属の牛島利明研究会にてキャリア教育に取組むFuture Design Projectを発足
2015年 慶應義塾大学商学部卒業
2015年 慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント学科入学
2017年 慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント学科卒業
高校時代に行った「現代の高校生が抱える問題はなにか?」という議論をきっかけに、「やりたいことがわからない」と悩む人の多さに問題意識を持ち、大学進学後も「どうすれば夢を見つけられるのか」を実践を通して模索。
また一方で、祖母が被災するもその地域の方々に助けられ無事に帰還するという出来事から「地域コミュニティ」に関心を持ち、大学在学中は日吉地域を中心に様々な地域に入り込み、その現状・可能性を学ぶ。特に地域が「若者の成長の場」となることに注目し、地域資源を活かした若者の「生きる力」育成の仕組みづくりを研究すべく大学院に進学。卒業後、弊法人の専業として活動領域を拡大中。
団体/企業詳細
- 団体名
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- 一般社団法人ウィルドア
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