食品寄付のプラットフォームを拡大し、豊かさを分かち合う社会へ
株式会社StockBase
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
StockBaseの想い
企業で余る営業用カレンダー、ほしいですか?
少し前の私だったら、答えは「ほしくありません」だったと思います。
企業内で不要とされたカレンダーの多くは、”廃棄”されます。大学3年生の10月、余剰カレンダーを高齢者施設へ運んでいる方と出逢いました。最初はボランティアという形で、高齢者施設へ運ぶのを手伝わせていただいたのがこの事業の始まりです。そこには、カレンダーが来るのをとても楽しみにしている方々が大勢いました。そして、1つの施設で、600点ものカレンダーが、たったの1ヵ月で引き取られました。企業内で廃棄されていたカレンダーは、一歩外に出ると、多くの人に必要とされ喜ばれる現状を知り、「誰かに不要とされるものは、他の誰かにとって欲しいものかもしれない」と実感しました。
企業等で大量廃棄されているものを、ほしい人へ届ける。そのモノの循環を作りたい。廃棄問題という社会課題に気づいた私たちは、そこから目を逸らすことができませんでした。目の前の課題を私たちの事業でビジネスとして解決していく。そして循環型社会を実現したい。この想いが、会社の原点です。
企業で余るカレンダー、ほしいですか?
今の私なら、「あるだけください」と答えます。真っ先に、それを待っている方々に届けに行きます。
Mission
モノと想いを循環し、豊かさを分かち合える社会へ
Value
“誠意“ ”共感” “未来志向“
アプローチの方法
StockBaseのサービスは、モノを廃棄せず、欲しい人にマッチングするプラットフォームです。モノが余っている企業と、受け取りたい団体がそれぞれStockBaseに登録し、寄付先のマッチングを行います。
例えば、災害用の備蓄食品。保存水やレトルト食品、缶詰などの備蓄が廃棄されると、1企業だけで約4万3,000もの食品が食品ロスの危機に直面することになります。この問題を解決するのがStockBaseの仕組みです。
私たちはこれまでに80団体とつながり、モノのマッチングを行って来ました。その結果、循環総重量は93トンに及びます。
一方、マッチングを通じて見えてきた課題もあります。備蓄食によって、寄付を受けた方が貧困を再認識するというケースが生じています。「災害備蓄食をもらうって、私たち貧困なんですね」「周りの目が気になる」といった声が実際に上がっており、この課題を解決するために「備蓄食を楽しく食べるにはどうしたらいいか」を皆さんと一緒に考えていきたいです。
アクションリーダー プロフィール
- 関 芳実・菊原 美里
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関 芳実/
代表取締役。2000年、横浜市生まれ。横浜市立大学入学後、税務会計を専攻。英語スピーチ大会で全国大会出場・150人を超える学生団体の代表を務めるなど課外活動に注力。ビジネスアイディア構築の面白さに魅了され、「目の前の課題を自分たちのソリューションで解決すること」を目指す。
菊原 美里/
取締役。1999年、長野県生まれ。横浜市立大学入学後、2年目から起業家人材論について学ぶ。生活の基盤となる住環境や街づくりに興味があり、人の生活をハードだけでなくソフトの面から豊かにしていきたいという想いから事業の普及を目指す。
団体/企業詳細
- 団体名
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- 株式会社StockBase
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