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教育の当事者を増やし、未来にふみ出す学びを子どもたちへ。

みらいずworks

実行中

更新日:2019.03.09

子どもと大人のみらいづくりをテーマに活動する教育NPOです。

誰もが自分らしく”わくわく”と生きられる社会を目指し、学校現場で子どもたちに向けたキャリア教育、ファシリテーション授業や先生方に向けた研修を中心としながら、地域や社会と教育現場をつなげていく活動を行っています。

教育の当事者を増やし、みんなで次世代の子どもたちを育てるしくみをつくり、新潟から全国に向けて発信します。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

私たちの目指すわくわくな社会 〜Our vision〜 

・自分と他者を認め、生きる喜びを実感できる社会

・大人と子どもが地域の未来を共に語り、担い手のバトンが続く社会

・身近なところから課題を発見し、自ら変化をつくり出す人が次々と生まれる社会

アプローチの方法

一人ひとりの子どもが認められ、あたたかな関係性や学ぶ楽しさが育まれる授業や学級づくりの支援

一人ひとりが主役になれる授業や学級、学校づくりを促進することで、認め合い、助け合える関係性を育み、自己肯定感やコミュニケーション力を育みます。

子どもが多様な大人と出会い、地域を舞台に活躍できる機会の提供

地域をフィールドに、地域で活動する様々な大人の生き方・働き方にふれる中で、子どもたちの郷土愛を育み、社会参画意識や地域への当事者意識を育みます。

リアリティのある課題と出会い、探求する学びのプロセスの提案

地域や社会のリアルな課題を発見し、解決するプロセスの中で、学び続ける力を高め、主体性・多様性・協働性を持った次の時代をつくりだす人材を育みます。

設立の想い

私は新潟市の郊外の地域で生まれ、毎日近所の空き地や公園で、幼なじみたちと遊びまわって育ちました。 母が留守のときは近所のお宅でおやつや夕飯を食べさせてもらったり、毎日何気ない挨拶を交わす日々。八百屋さん、なんでも屋さん、クリーニング屋さん…働く大人の姿も身近に感じながら、地域のおばさん、おじさん、おばあちゃんたちの自然であたたかな見守りの中、成長してきました。

10数年たった私は大学で社会教育を専攻し、まちづくりの世界に飛び込みました。「こんな面白い生き方をしている大人がたくさんいるんだ」と世界が広がる出会いをたくさんいただき、自分の価値観や大切にしたいことが次第に明確になっていきました。 同時に、まちや人を通して、地域の抱える様々な課題と出会っていきました。

とくに子どもたちを取り巻く環境に問題意識をもち、今の子どもたちに失われつつある、あたたかな眼差しを向ける地域や社会を再生していくことが、地域で育てられた自分の恩返しであり、使命ではないかと思うようになりました。 そんなとき、一緒に育ってきた幼なじみたちが「生きていても楽しくない」と胸の内を明かしてくれました。年間3万人が自殺をし、70万人の引きこもりがいる、3人に2人の高校生が将来のことを考えると不安になるという情報だけでは得られない、身近でリアルな現実を突きつけられた想いでした。 自分のできること、やりたいこと、求められていることはなんだろうか。もがきながら探し、向き合う日々が続きました。

そんな中、少しずつですが、自分のビジョン、役割が見えてきました。 今を生きる子どもや若者たちが、自分を認め、自分の力で前に進んで行くための、力になりたい。一人でも多くの子どもたちが生きていてよかった、生きるって面白いと感じられる社会をつくりたい。 そんなとき「キャリア教育は日本を救う」というメッセージに出会いました。

子どもたちが自分と向き合い、多様な生き方と出会う中で、自分のみらいをつくっていく「キャリア教育」。その場づくり、教材づくり、しくみづくりを通して、子どもたちの生きる意欲や力が引き出されていければ、一人ひとりが自分らしく、主体的に生きる社会が実現できるのではないか。一人でも多くの子どもたちに、その機会をつくり、一歩を踏み出すきっかけをつくってあげたいと思っています。

この度設立するにあたって、中学時代の恩師が言っていたある言葉を思い出しました。 「冒険者であれ」という言葉です。 もっと自分らしく、人生を冒険するように、生きる喜びを感じながら歩む一人であるために、子どもたちに、「こんな生き方もできるんだ」「なんかわくわくしてきたぞ」と勇気や希望を与えられる一人であるために、まずは自分から動き出すことにしよう。 「みらいずworks」の活動は始まったばかりです。一人ひとりの想いをつなぎ、感謝しながら、子どもと大人の明るいみらいづくりに関わっていきたいと思います。

3つの事業

「自分軸」と「社会軸」が育つキャリア教育の推進 ~子どもと社会がつながる仕組みをつくる~

キャリア教育を単発のイベントや進路指導ととらえるのではなく、子ども・若者の社会的・職業的自立を促す教育全般を指すととらえています。学校だけがキャリア教育を担うのではなく、企業や地域、保護者など、多様な人が関わり、社会とつながりながら、子ども・若者が育つ仕組みを構築していきます。

社会に開かれた教育課程・学校づくりの支援 ~教育改革を後押しする~

2020年の教育改革では、社会に開かれた教育課程を中心に据え、カリキュラムマネジメントや主体的・対話的で深い学びの実現(アクティブラーニングの視点からの授業改善)を目指しています。教員の学び合いの促進や改革プロジェクトの運営支援など、学校現場のニーズに応じた支援を通して、教育改革を後押ししていきます。

子どもの学びを支えるネットワークの構築 ~学びを支える仲間を増やす~

30年先の未来を考えると、地域創生の鍵となるのは子ども・若者が育つ教育環境を整えることだと考えています。学校や行政や企業、議会など様々な所属の方々と問題意識を共にし、地域の未来を担う子ども・若者を育てるネットワークをつくります。また、協働して子ども・若者がチャレンジできる環境や仕掛けをつくることで、地域を元気にしていきます。

アクションリーダー プロフィール

小見まいこ

みらいずworks 代表 /
1982年、新潟市生まれ。小学3年生で県民少年団に入団し、公民館や自然をフィールドに異年齢や大人と関わりながら育つ。高校の進路選択の際に、社会教育やまちづくりという分野を知り、大学時代は、社会教育を専攻。公民館で子どもたちの放課後の居場所づくりをする「まなび屋」事業を大学1年時に仲間と共に設立。
卒業後、印刷会社に入社し、企業やまちづくり分野のリーダーやファシリテーターを育てる研修所のスタッフとして従事する。合わせて、県内外の企業を中心として様々な現場の人材育成や組織活性、理念づくりなどに関わる。
若者の離職やニート・フリーター等の社会問題に問題意識を持ち始め、2009年に「学校にファシリテーション、ファシリテーショングラフィックを導入するプロジェクト」を開始、その後「にいがたファシリテーション授業研究会」へと発展し、初代代表になる。同時期に「キャリア教育が日本を救う」という言葉に出会い、子どもと社会をつなぎ、子どもの自立を促すキャリア教育の支援を始める。日本の、新潟の教育と本気で向き合いたいと、2012年4月に「みらいずworks」を設立した。NPO法人化までの4年間で、473件、のべ25,802名の子どもと大人にプログラムを提供してきた。

団体/企業詳細

団体名
  • みらいずworks
活動地域
  • 新潟県

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