目指す社会のあり方、ビジョン

日本の教育における二つの課題

非正規雇用やワーキングプア等、労働者の貧困が進み、奨学金すら返せない人が増加している日本。その要因の一つとして「自分の市場価値を高め、自分を売り込んだりキャリアアップする方法を知らない」ということが挙げられます。社会で必要なスキルは、中学は高校以上に任せ、高校は大学以上に任せ、大学は企業に任せるが、その企業へ入る為のスキルはどこでも学べないのです。

スキルの問題だけでなく、将来の夢を持ちづらい環境も課題であると考えています。親や教師等、周囲の人に夢や目標を理解されないために「どうせ自分には無理」と自信を持つことができず、身近で無難な職業を選んでしまう方が少なくありません。将来の夢･目標や学びたいことを重視せず、偏差値で入れる学校や学部を選ぶという教育のあり方に問題があるのではないでしょうか。

実現したい世界観（ビジョン）

そこで私たちは「教育を通して、きちんと稼ぎ、やりたいことも実現できる人間を量産できる」世界観を実現したいというビジョンを持ちました。

そのための武器になるものが「自分の市場価値を高めるための、ビジネススキル・専門知識」です。これを習得すれば、就職や出世のために、自分の市場価値を高め、売り込むなど、きちんと稼ぐ方法を知ることができます。

そして、自分を売り込むことができれば、企業が求めるスペックに合わせるのではなく、自分の得意な土俵に持ち込んで戦う事ができるので、やりたいことの実現にも近づきます。

アプローチの方法

「ビジネス教育・中高生版MBA」の提供

中高3年間の総合学習/総合探求等の時間でビジネススキルを学び、その集大成として研究･企画･開発･起業等の報告書作成やインターンで評価を得て、履歴書に書くことのできる強みや経験を積むカリキュラムを提供します。

似たコンセプトで「起業家教育」等もありますが、学校によって経営者を呼んで講演することに留まっていたり、「うちの子は起業する器じゃない」と、ハードルを高く感じてしまう部分があるので「ビジネス教育」としています。これにはキャリア教育も含みますし、STEAM教育も選択科目的に選べます。