3Dデータから自分で作る木製ベイブレード。描いたものを作れる楽しさをこどもたちに届けたい!
寺世 風雅(Dr. 杉太郎)
わたしは、デジタルファブリケーション(レーザーカッターや3Dプリンターのように3Dデータを作成し、造形する手法)と木工を掛け合わせた領域を専門としています。
現在は阿蘇郡南小国町で地域おこし協力隊をしております。古くから阿蘇外輪の土地で育まれた小国杉と呼ばれる木が有名な林業地となります。そこで、町有のデジタル加工機を駆使して、町の小学校の授業では木に触れる教育「木育」を行っております。
今回は、そこで行っている「木製ベイブレード!!3Dモデルを駆使して自分だけのオリジナルベイをつくろう」という授業を紹介。地域の森や林業に触れるきっかけかつ3Dモデル作成の学習となり、その過程で自身の思い描いた造形や性能を突き詰めていけるようなプログラムを目指しております。
アクション詳細
目指す社会のあり方、ビジョン
木を通して、子どもたちにリアルの世界を楽しんでほしい
熊本県阿蘇郡南小国町の人口は3,600人。町内に小学校は3校で、児童数 約180名です。田舎でも、小学生はゲームをしている子がほとんど。「面白いコンテンツをつくり、デジタルからリアルの世界を、木という素材を通して感じて、楽しんでもらいたい!」という気持ちから、この活動に取り組んでいます。
現状とビジョンのギャップ、課題の構造
1個当たり1,500円の制作費用や、1人1台のタブレットなど、活動には経費がかかります。現状は地域おこし協力隊 (3年任期) として、町の補助金を活用して実施していますが、今後については課題です。この活動をもっと町外へと拡げていきたい。より楽しいコンテンツを作っていきたいと考えています。
アプローチの方法
STEP1:授業「3D モデリング」
タブレット用の3Dソフトの使い方を学ぶ
小学校にあるタブレット(1人1台)を利用し、それぞれがオリジナルのベイブレードを考える。
STEP2:授業「コマをつくる」
ベイブレードを造形し、データを完成させる
データが成り立っているかのチェックしつつ、細部へのこだわっていく。
STEP3:自動加工
データを機械に流し、3Dデータを造形する
データをクラウドで共有してもらい、木工用 3D 加工機で製作をおこなっていく。
STEP4:授業「組み立て」
パーツを組み立てて、完成
ひとつひとつ異なる造形と性能をもった木製ベイブレードを回して遊ぶ。
ブレストしたいこと
どんなものがつくれたら、ワクワクしますか?
・子どものとき、つくってみたかっもの
・当時、自分だけ熱中していたものやこと
・いま、こんなコンテンツがあればやってみたいと思えること
などを皆様からお聞きしたいです。
アクションリーダー プロフィール
- 寺世 風雅
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Dr. 杉太郎 / デジタル木工家
1996年、大阪府堺市生まれ。九州大学建築学科卒業。2022年、地域おこし協力隊として、九州の銘木「小国杉」の産地・熊本県阿蘇郡南小国町に。こどもたちを対象にした地元の木に触れる機会を30回以上提供。
応援メッセージ
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がんばれ
2024.03.23
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過労死しないようにしてがんばれそしてみんなにそれを頑張って作ってね
2024.03.23
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