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震災後の根浜をプロデュースする、釜石ローカルベンチャーズ1期生の挑戦。

細江絵梨

実行中

更新日:2018.09.14

岩手県釜石市の根浜地域は、海を生かした観光が根付いた集落でした。東日本大震災で多くのものが奪われましたが、地域自治の意識が高かった根浜の人たちは、集落の話し合いで津波前と同じ高さの防潮堤を復旧する決断をするなど、主体的に動いて復興を進めてきました。

その思いを知って、「この地域に根ざして一緒に新しいビジネスをつくりたい」と考え参入したのが、釜石ローカルベンチャーズ1期生の細江絵梨さんです。

細江さんは、地域団体『根浜MIND』とともに“稼げる地域づくり”を目指し、『根浜海岸 海あそび』というイベントの開催や、様々なプロモーション活動に奔走しています。外部からの人やお金を地域につなぎ円滑に回していく仕組みづくりによって、自分たちで稼ぐことのできる持続可能な地域を目指しています。

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アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

釜石ローカルベンチャーズへの参画を決めたのは、“オープンシティ”のコンセプトを掲げる釜石市が魅力的に映ったからです。定住にこだわらず、“関係人口”としてかかわる人を増やそうと取り組んでいる釜石市で、今までの経験を活かしながら地域づくりに取り組みたいと考えました。

着任してから、根浜集落の人たちが集まる『お茶っこ』や草取りに参加するなど、コミュニケーションを積み重ねていく中で、「根浜にすでにある地域資源を磨いて発信していくプロデューサーのような存在になりたい」という想いが強くなりました。

その地域資源として注目しているのが、根浜が持っている「学び」の機能です。

宝来館の女将さんが津波から生還し、地域の復興の取組みを紹介する『語り部』の活動は、よく知られています。それだけでなく、津波直後の避難や避難所の運営、復興に向けた合意形成などについて、視察に来た人たちに対して語ってくれる住民の方々もいらっしゃいます。また、英国ロンドン芸術大学からの支援で導入された英国式レスキューボートを活用した水難レスキューの人材養成事業や、全国からのボランティアとともにつくった避難路での研修などの受入も行っています。

地域主体の復興の過程、また地域参画型の防災教育を、アジアの津波常襲地域にも伝え、相互の学び合いができたら、と考えています。「根浜といえば学び」と言われるくらい、世界から学びを目的とした人が訪れる、そんな地域にしていきたいです。

今後も自身が培った外部とのつながり、さらには全世界からの根浜への支援をもっと強固なものにしながら、ツアーコンテンツの開発など様々な形を通じて、根浜のプロモーションに取り組んでいきます。

これまでの活動実績

2017年6月「釜石ローカルベンチャーズ」着任

岩手県釜石市では、“ALL 釜石”の体制でローカルベンチャーの担い手になる協力隊員をサポートする『釜石ローカルベンチャーコミュニティ』を打ち出しています。

2017年6月には6人の協力隊員が着任。ローカルベンチャーの立ち上げを担うことになりました。

 

 

『2018夏 根浜海岸 海あそび』開催

根浜MINDの主催で開催した『2018夏 根浜海岸 海あそび』は、SUP(スタンドアップパドルボート)やレスキューボートの体験乗船など、海のアクティビティが用意され、水着姿の子どもたちで賑わいました。

かつては美しい砂浜と松林がシンボルの三陸有数の海水浴場だった根浜海岸ですが、津波で砂の多くが失われました。付近では復興工事も続く中、震災後初めて根浜で海水浴ができる記念すべき日となりました。

アクションリーダー プロフィール

細江絵梨

釜石ローカルベンチャーズ1期生/
THE BODY SHOPジャパンを退職したのち「一般社団法人SAVE IWATE」に所属し、支援活動や首都圏での情報発信事業に携わる。今後はより地域に根ざして産業を創ることに関わりたいという思いから、釜石市の根浜地域で活動する一般社団法人根浜MINDとともに、マリンスポーツが存分に楽しめるよう海沿いの空きスペースの活用や、映画等のイベント開催、避難道作り、教育旅行・研修旅行誘致等の事業化を行っていく。

団体/企業詳細

連携パートナー
  • 一般社団法人根浜MIND
活動地域
  • 岩手県釜石市根浜地域

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