社会課題解決中MAPに戻る

瀬戸内海の高校生たちが参加する「環境・防災地域実践活動高校生サミット」

兵庫県立尼崎小田高等学校

アイディア段階

更新日:2021.09.24

私たち兵庫県立尼崎小田高等学校の生徒を中心とした瀬戸内海の高校生が参加する「環境・防災地域実践活動高校生サミット」(以下、高校生サミット)のメンバーは、2019年に、須磨海岸の砂の中には、マイクロプラスチックと呼ばれる5ミリメートル以下のプラスチックごみがどれくらい潜んでいるのかをテーマに、3回のワークショップを通じて自分たちが決めた共同研究の取り組みを深め、2019年11月16日の高校生サミットでその成果を発表しました。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

須磨海岸に打ち上げられたプラスチックごみの中にはマイクロプラスチックが混在し、大きな問題になっています。この現状を可視化するために、マイクロプラスチックを浜辺の砂の中から採集し、採集した場所、個数や質量、色、種類などを調査し、GISGeographic Information System:地理情報システム)を使ってマイクロプラスチックに関する情報をマップ上で表示することを通じて、社会の中で、環境・防災に関わる問題意識を高める取り組みをすすめるとともに、生徒の探究心・自主性の育成を図っています。

現状とビジョンのギャップ、課題の構造

個別の問題意識や問題解決に向けた取り組みに留まらず、地域と連携し、かつ、そのノウハウを発展的に継承しながら各地元で実施できるようにする方策が必要となっています。

アプローチの方法

2008年度から尼崎小田高校のある生徒が尼崎市の河川の水質調査を開始し、2009年度から尼崎港の環境調査や水質改善の取り組みを開始しました。その後、近隣の高校でも同じような取り組みを行っていることを知り、情報交換を目的として2011年度に発足したのが「高校生フォーラム」です。

この取り組みは、2012年度には活動の範囲を瀬戸内海まで拡大し、2014年度に、瀬戸内地域の7校の生徒とともに「生徒実行委員会」を組織、2018年度から「高校生サミット」へ名称を変更して活動内容を拡充しています。

高校生サミットのメンバーは、環境のみならず、表裏一体の関係にある防災へも範囲を拡大した研究活動に取り組んでおり、京都大学や兵庫県立大学、国土交通省や海上保安庁、神戸市立須磨海浜水族園などから研究活動をバックアップしていただいています。

▼ 2018(平成30)年の参加校マップ 画像提供:尼崎小田高校

これまでの活動実績

2019年度の高校生サミットでは、防災マップ作成に用いたGISをマイクロプラスチック調査に活用し、瀬戸内海の環境マップを作成しました。これは、現在、大きな問題になっているマイクロプラスチックを浜辺の砂の中から採集し、個数や質量、色、種類などを調査し、採集した場所と各種データをスマートフォンからサーバーに送信し、GISを使ってマイクロプラスチックに関する情報をマップ上で表示するものです。第1回のワークショップでは、計測方法やGISの使い方を習得し、今後、各校が地元で実施できるようにすることを目指しました。

▼ 波打ち際からの距離や高低差を計測する生徒たち

▼ 採取した砂に含まれるマイクロプラスチックを選別

▼ 測定結果に対して意見を出し合う生徒たち

今後のマイルストーン

2019年度は、7校による共同研究として、GISを用いてそれぞれの調査結果を瀬戸内海の環境マップに反映させて発表することを試みましたが、今後、各校が地元で実施することを目指しています。

必要なリソースや提案したいこと

尼崎小田高校はサイエンスリサーチ科に加え、国際探求学科、看護医療・健康類型といった特色のある学科や類型を設置しており、互いに連携ができる強みがあります。2019年度の高校生サミットでは、看護医療・健康類型のクラスで防災マップ作成に用いたGISを、マイクロプラスチック調査にも活用して瀬戸内海の環境マップを作成しました。

アクションリーダー プロフィール

兵庫県立尼崎小田高等学校

団体/企業詳細

団体名
  • 兵庫県立尼崎小田高等学校

応援メッセージ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。