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どんな環境で生まれても、人生を切り開けるこどもを育てる「放課後教育」

NPO法人Chance For All

実行中

更新日:2019.02.18

今、日本ではこどもたちの6人に1人が貧困状態にあります。

”こどもの貧困”の一番の問題点は、生まれ育った家庭や環境で貧困が連鎖し ていくということです。

日本には世界でも有数の義務教育制度が存在するにも関わらず、貧困が連鎖するのは、放課後の過ごし方に格差があるからです。

私達はこどもたちの”放課後”を変えていくことで、生まれ育った家庭や環境でこどもたちの人生が左右されない社会を実現することを目指しています。

キーワード

アクション詳細

目指す社会のあり方、ビジョン

生まれ育った家庭や環境で
​その後の人生が左右されない社会の実現

こどもたちが真剣に自分の将来について考えたとき、生まれ育った環境によってすでにその可能性が失われていてはならない。私たちはそう考えます。

こどもの可能性を育むのは、家族や学校、地域などこどもを取り巻く環境です。悩みや課題と向き合ってもらうこと、さまざまな場所に出かけること、豊富な体験をすること。また、努力する事の大切さ、学ぶことの面白さ、人としての思いやりを教わること。こどもの頃の経験は、大人になる過程で心身の成長にさまざまな影響を及ぼし、またこども自身の可能性を広げることにもつながります。

しかしそれらの貴重な経験は、家庭・経済状況・地域などが要因となりすべてのこどもが手にできるものではありません。こどもを取り巻く環境がそれを許さないならば、だれかがこどもの可能性を育て、守っていくことが必要です。

こどもたちが成長するいつかその日まで、その可能性を守り通す。それが私たちの望む全てです。

学童保育職員をプロフェッショナルに

学校よりも長い時間を過ごす学童保育。そこで働く職員は学童保育に通うこどもたちにとって最も長い時間をともに生活する大人です。

成長の黄金期にあるこどもたちとともに生活しながら成長を支援し、時には保護者、地域、学校と連携しながらこどもたちの生活を支えていく。そこには高いレベルの熱意、能力、知識が必要です。例えばヨーロッパでは教員と同様の資格要件、待遇が保証されている国もあります。

​しかし、残念ながら日本では全国に9万3千人いる学童保育職員のうち8割が非正規雇用であり、週5日以上働いている職員でも6割が年収150万円以下という状況です。

その結果、3年間で4万6千人あまりが退職していっています。放課後におけるこどもたちとの関わりにやりがいを感じ、一生懸命働いている職員の多くが燃え尽きてしまったり、結婚などを期に退職してしまうのは非常にやるせない思いです。

​わたしたちは、学童保育で働く職員をただこどもを監視しているアルバイトではなく、社会に生きる一人の人間としての高い資質や保育に関する専門性を備えた熱意あるプロフェッショナルに育てていくとともに、それにみあった報酬で安心して働き続けることのできる職場を実現します。

放課後は人生でもっとも大切な時間

「放課後」や「夏休み」という言葉の印象を人に尋ねると、その答えは様々です。

野山を駆け巡った思い出や、小学生の社交場である駄菓子屋でのエピソード。友達とのケンカや最新のゲームにワクワクした気持ち。宿題に追われた8月末や、大雪が降った次の日の雪合戦。

​生まれ育った場所や年代、家庭によってさまざまですが、根底にあるのは「楽しい」という思いではないでしょうか。

​現代のこどもたちも、生まれ育った環境は異なりますが、放課後を全力で楽しみ、遊びや勉強、友達との関係性などから人生にとって大切なことを全力で学んでいます。学校で学ぶこと以上に、小学生は放課後の時間から学んでいるのです。

​しかし、残念ながら現代の日本では6人に1人のこどもが貧困状態にあり、しかも家庭によって貧困や格差が連鎖してしまっているという悲しい現実があります。また、お金はあっても保護者が忙しくてほとんど関わりを持てなかったり、十分な愛情を受けられずに育ってしまう子もいます。

​日本には世界でも有数の義務教育制度があり、こどもたちは誰もが義務教育を受ける権利を有しています。誰もが質の高い義務教育を受けられるのに、なぜ生まれ育った家庭によって、こどもたちの学力や将来に格差が生まれてしまうのでしょうか。それは放課後の過ごし方に格差が生まれているからではないかとわたしたちは考えています。

多くの友人に囲まれ、休みの日はキャンプなどのイベントに積極的に参加している子がいる一方で、放課後家に帰っても誰もおらず、夏休みもどこにも行かず家でただゲームをしているだけの子もいます。学ぶことのおもしろさや大切さを教えてくれる大人たちに囲まれて自然と知的好奇心を育まれているこどももいれば、勉強なんてしなくていいと、本も買ってもらえないこどももいます。

​けれど、どんな家庭に育ってもこどもたちが不幸になっていいということはありません。こどもたちには学ぶ権利が、遊ぶ権利が、そして幸せになる権利があるはずです。

​わたしたちは放課後教育を通じてこどもたちの放課後格差を解消し、どんな環境で生まれ育っても、自らの意志と能力で自分の人生を切り開いていけるこどもを育てています。わたしたちは高い志を持った私立の学童保育として、保護者、学校、地域、そして多くの団体や企業と連携して、すべてのこどもたちが価値ある放課後の時間を過ごせるような環境を整備し、生まれ育った家庭や環境でこどもたちの人生が左右されない社会を実現します。

アクションリーダー プロフィール

中山勇魚

NPO法人Chance For All 代表理事/
早稲田大学教育学部卒業。18才の時に家庭の事情で家族が夜逃げ。東京都内のホテルやウィークリーマンションを転々とする。環境によって人生が大きく変わってしまう経験を経て「家庭や環境で人生が左右されないためにはどうしたらよいのか」を考え始める。大学在学中に様々な環境のこどもたちや教育のあり方について学んだり、学童保育の指導員として現場で勤務する中で放課後の可能性に着目。卒業後は保育系企業にて新規園の開発に従事。その後、IT企業でシステムエンジニアとして勤務しながら学童関係者とともに「こどものたちのための放課後」を実現するための準備を開始し、2014年にCFAKidsを開校。

団体/企業詳細

活動地域
  • 日本

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